【上級レベルのプレーヤーには、複数技術を連結して、より高度な技術を構築する】
5月18日は、全国中学生大会を目指す、中学生のパーソナル講習でした。
ドライブやレシーブで、タッチを速くするには、「尺屈」動作を使った打法が便利です。
ラケット面先端を、手首の真横から、手首の正面迄持って来る動作で打ちます。
右肘は、パワー供給にさほど使わない分、肘を前方向に伸ばしきると、かなり前で打て、非常にタッチが速くなります。
加えて、テイクバックで、ラケット面が手首より後ろに下がらない分、ほぼノーテイクバックで、スイング時間が節約できるため、さらにタッチが速くなる効果が期待できます。
回内動作や回外動作は、腕を捻る分、ラケット面が、僅かに手首より上に上がる分、僅かですが、タイムロスが出ます。
打球のやり取りが速い、上級者同士では、この僅かなタイムロスが、命取りになります。
しかし、この尺屈打法のデメリットは、手首回りの小さな筋肉群と、反発力(反作用)等で打つ分、打球は軽くなります。
相手に同様な打法で、面とタイミングを合わせられると、クロス等に簡単に弾き返されます。
パートナーの選手は、学年が上でしたので、テイクバック時に、肩甲骨を引く打法を入れ、その後に、尺屈打法を連結させて、打球の重さと速さを両立させました。
さらに、低い打球やクロスにカウンターを打つ際は、前方向へのワイパー動作も連結させて、角度をつけられても、スピードや重さが落ちないように、工夫します。
肩甲骨引き打法→尺屈打法→前へのワイパー打法と、3両編成です。
上級者のプレーヤーには、このように、複数の技術を、積み木やレゴのように、連結&組み合わせて、より複雑な打法を構築していきます。
★【グループ&パーソナルレッスン】
http://badlesson.blog.jp/archives/33219652.html