俺が選ばれないのはわかってるけどそれでも君が好き7
令「こんばんは」
ゆき「...こんばんは(にこり)」
「驚いた?ここに来れば会えるかなーと思って」
「そうですか」
「さっきまでずっといたでしょ、司くん。なかなか一人になってくれないから結構待ったよ、ホント。ガード固いよね、彼。愛されてるねー」
ゆき(にこり)
「ね、連絡先教えて?俺とも友達になってよ」
「友達に?」
「そ。良くない?友達くらい。彼とのデートの邪魔とかするわけじゃないんだし。ゆきちゃんてふわふわしてて可愛くて、結構タイプなんだよね」
(...にこり)
「あなたは、フワフワした女性は好きなタイプじゃないでしょう?」
「え...?」
司「失礼、何か?」
令「いや、特に」
「そうですか、ゆき、こっちに」
**
令「なんだよ、ちょっとドキッとすんじゃん。つか、意外に見てんだな。」
**
司「...何を話してたの?」
ゆき「なにも」
「...ゆき、面倒でもその都度話して。約束したよね」
「...友達探し。だって」
「友達?なんで急に」
「知らないよ」
「それで、なんて返事したの?」
「いいよって」
「...ゆき、」
「ふふ。嘘。だけど今のも、目を離した司のミスでしょう?気になるのなら説明しなくてもいいように把握してて」