俺が選ばれないのはわかってるけどそれでも君が好き23
「司ー、ホットミルクー」
「あれ?どうしたの、目が覚めた?」
「ホットミルクー」
「うん、作るから。こっちきて、はい、これ着て、肩冷やさないで」
「飲みたい…」
「うん、用意するから。甘くする?」
「しない…」
「わかった。座ってて」
「うんー(ソファに寝転がって目を瞑り)」
(可愛い...)
.
.
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「ゆき、出来たよ?」
(静かな寝息をたてて再び眠るゆき)
「やっぱり、寝ぼけてた」
「それでも、嬉しいけど」
(サイドテーブルの上にホットミルクが入ったマグを置いて、片手でゆきの細い髪を触り)
「寝ぼけながら、俺を探してくれたの?」
「本当に、可愛くて、困る...」