令【5】
「お前の髪がサラサラなのってあいつのおかげ?司ってやつ」
「・・・」
「肌もつやっつや。ストレスフリーって感じ。愛されてる女ってすげーな」
「・・・」
「触らないで」
「え、なに?」
「髪。」
「・・・嫌だって言ったら?」
「・・・あきらめる」
「は?なにそれ、いいの?じゃあ触らせてもらうけど。司くんがヤキモチやくよな、楽しそうでいいじゃん」
「うん。」
「・・・は?いいのかよ?」
「いいよ」
「あなたに触られるのは嫌だけど、ヤキモチをやく司がみれるのなら楽しそう」
「・・・んだ、それ。だから我慢してるって?じゃあ髪にキスでもしたら、あいつがもっとやいてくれるかもしれねーぜ?」
「うん。それもいいかも。あなたに触られて気持ち悪いのも、我慢できそう」
「・・・さいっあく」