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出会いなおし/森絵都

「だからせめて、空を見上げていたほうがいいんです。」(p.156)
「幸いにして、わたしは家族に恵まれた。」(p.167)
「枕の表面にまだ夢の名残りが沁みついているような、意識と無意識のあわい。朝焼けの空をカーテンの隙間からながめつつ、気だるく薄目を開いたままでいる。そんなとき、まだ半分眠りを引きずった脳に自然と忍び入ってくる「思い」のなかには、粗末にできない真実が潜んでいる-ような気がする。」(p.209)

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