愛だけが残る/ナ・テジュ

「運がよければ　また会えますように」（p.24）
「すぐに伝えなさい　ためらわずに
　明日の朝ではなく　いま
　すぐに伝えなさい　時間がありません
　愛していると　伝えなさい」（p.26）
「ぼくはもう
　きみなしでも　きみを
　好きでいられる」（p.108）
「どうしても欲しいものがあるとすれば
　青い空のひとかけら」（p.116）
「ときに愛は　同じ感覚を持つということ
　共に汗を流しながら
　同じことをするということ
　仲良く手をつないで　道を歩くということ
　それ以上のことはありません
　ときに愛は　言葉を交わさなくても
　お互いの胸のうちの言葉を　心の耳で
　聞き取れるということ
　それ以上にいいことはないのです」（p.148）
「一人の女性のために
　一人の男性のために　もう一度
　震える手で　長い長い手紙を
　書きたい気持ちはありませんか？」（p.160）
「ぼくはきみが笑うときが好き」（p.223）
「言葉は、人間だけが持っている、なにより高貴な財産です。」（p.230）