自己紹介|はじめてのnote
きっかけは空模様
令和6年9月某日。
猛暑の8月が過ぎ去ると、山から涼しい風が下りてきて、雲が高いところに見えました。
集落では稲刈りの最盛期で、米農家が忙しなく早朝から働いています。
私も例に漏れず、青空に広がるうろこ雲の下、黄金色の穂の中をコンバインが轟音を立てて進んでいく姿を眺めていました。
軽トラのハンドルを握りながら、ふと「この何でもないような出来事を記録しておこう」と思い立ち、noteをはじめました。
好き嫌い、あります
くろひじきと申します。
好きな物はブラックコーヒーとひじき煮、嫌いなものは「何か質問ある方いらっしゃいますか?」の後の微妙な沈黙。
冬のささくれやあかぎれも忌々しい、農家に嫁いだ30代です。
好物から名前をつけました。
自由気ままに生きてきた人間が、農家の嫁になりました
10歳の時に小学校に行くのを辞めました。
通信制高校へ進学した後、専門学校へ進み、そして20代前半から渡米。
アメリカの大学で Natural Resource Management を学び、卒業後帰国して就職、結婚、夫の故郷である山梨県で農家としての生活がはじまりました。
農家のおばちゃんは、世界を救えるのか?
Natural Resource Management とは、「自然資源保護管理学」と和訳できます。
水や空気、土壌、植生、生態系などを通して自然が人にもたらす恩恵を、どのように賢く守り、利用し、未来に託すかを考える分野です。
奇しくも農家の嫁になり、子供が生まれ、未来へ託す自然資源について、より真剣に考えるようになりました。
自然豊かなこの場所で、日々コツコツと農業をこなし、子供たちを育てる。
そんななんでもないような毎日が、もしかしたら世界の未来を支えることになるのかも。
記録しなければ溢れて流れて消えてしまいそうな私の田舎暮らしを綴りつつ「農家のおばちゃんは田舎の集落から世界を救えるのか?」について自問していこうと思います。
同じ境遇の方やまったく違う価値観を持つ方たちと繋がりながら、色々なことを考えるきっかけができればと思っています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。