秋の空を探したら、自分の心模様が見える気がして
こんにちは、アートディレクター&フォトグラファーの鈴木ヘレンです。
ここ最近、グッと朝晩が冷えて秋らしくなりましたね。また、昼間の時間が少なくなり、秋の夜長を楽しむ時間も増えました。
ただ、私はビビリなので、17時をまわり18時にはすっかり真っ暗になる街中に少し怖さを感じながら(笑)、秋から冬にかけてしかない楽しみを私は堪能しています。
それは
・17時から18時の間に沈んでゆく夕陽を眺めること
・夕暮れから夜に表情が変わるマジックアワーの時間の空を眺めること。
その日、その日で全く違う空の様子にはいつも言葉を失い、身惚れてしまいますね。
薄いピンクの夕陽と薄いブルーの空が広がる優しい色合いの日もあれば(瀬戸内エリアの特徴なのかな?)、真紅の夕暮れが群青色の空に落ちてゆくような日もあります。どの空も毎日違い、そんな空に出会うとついつい足を止めて眺めてしまいます。
きっと、いつも表情の変わる空に恋している人も多いのではないでしょうか。
空を探してしまうのは、心模様を表す空があるから
どうして空を眺めているのだろう。
そう考えた時に、「キレイだから」「消えてしまうエモさがあるから」「明日は違う空だから」とノートに書き出してみて、「確かに全部当てはまるな」とも思いながら、なんとなくまだ"違う答え"があるような気がして、ここのところ少し考えてました。
撮影した空を何枚も見返してみると、「あの日は疲れていた日にみた空だった」「子どもと旅をした日にみた空だ」と、普段から毎日の記憶を寝ると忘れてしまう私が、夕陽を見た日の思い出や状況を思い出すことができました。
そこから、私が空を見て写真を撮影している時は「あの日は疲れていた日にみた空だった」=「刺激の強い色ではなく、淡い色の空を見てキレイだと感じた」
「子どもと旅をした日にみた空だ」=「ワクワクするようなモクモクの雲がたくさん浮かんでいた」など噛み砕いていくと、私は「今の自分自身の心を表している空を探している」んだとぼんやりと答えが出てきました。メラメラ燃えるようにやる気がみなぎる日もあれば、穏やかになりたいと願望を抱くから淡い空を撮っているのだなと。
見上げればいつも空は広がっている
いつもの生活で人間関係にむしゃくしゃしたり、少し息が詰まるなと思う時。少し空を眺めて見てください。そこにはどんな空が広がっているでしょうか?そこにはあなた"しか"見えない場所で、あなた"しか"見れない空があるはず。
あなたの目の前に広がる空を見つめ、あなたの心模様を探してみてください。
もしかすると今日のあなたを表現してくれているかもしれません。
あなたはどんな空が好きですか?