母親の死を利用しよう!
今日は母の日ですね。
私15年前母親亡くなったのですけど
気まずい!母の日めちゃくちゃ気まずい!!
「母の日何かした?」の問いかけに
「母親死んでるから、、、」とここでバレるの気まずいし気を遣わせて空気も悪くなる。
職場やそんな近しい関係でない人にする会話ってまじで気まずい!!
いろいろ考えるんですが
15年間その修羅場を乗りくぐった私の無難な解答例はこれです。
「母の日はお花あげたよ」といって墓地に白いカーネーションを備える。
これだけ言ってあとは相手の話題になる様に話を振ります。
生きてるとも死んでるとも言ってないし嘘もついてないのでこれが無難かなと
なんだか悲しいですね母親に感謝する日に、他人に気を使う事で頭がいっぱいになるんですよ?
まあ私が多少ひねくれてるのもありますが。
それではみなさんお聴きください
私は母親がいなくて苦労したの!可哀想でしょ話
と行きたいところですが、今回はその逆を行こうと思います。
母親がいなくて得した話!!
(まぁ出だしは苦労語るんですけどね)
みんな一緒に苦しいのなら我慢できるって言うのもなんだかあれですが。自分だけいないってまあまあ苦しいんですね。
たしかに視野を広げれば自分より苦しい人なんて沢山いるんですよ、けど自分の身の回りの大多数は母親がいる環境なのです。
母が亡くなった当時は中学生だったので友人は悪げもなしに母親の話はしますしお弁当だって母親が作って来たものを毎日私の目の前で広げてきます。
みんなからしたら普通のことなんです。けど私は普通が出来ないんです。
ものすごくコンプレックスに感じました。もはやこれは障害ではないのか?
母親がいないだけでは障がい者手帳を貰ったり保証は受けれないんです。それで精神を病んで初めて貰えるんです。
うーん、精神病む??
寡婦控除とか配偶者をサポートする制度はあるんですけど子供に向けた具体的な保証って無いんですよね。
という事で、自分で自分に保証を作ることにしてその具体的な結果をお話しします
とりあえず私が「母親が死んだから〜」を理由に出来た事をお話しします。
学校ズル休み
宿題しない
これをしても誰も文句を言いません。
「母親がいない」って学生時代だとまあまあ大人が気を使ってくれるんです。
目に見えて誰しも同情してくれるという点では精神障害より受け入れてもらいやすいです。
宿題も母親がいない分家事をしてたから出来なかった。で片付きます。
現代文明には恵まれて冷凍食品がありますし、即席の食べ物なんか世の中五万とありますので栄養バランスがー愛情がーを気にしなければどうにでもなるんです。
しかしここで問題が発生します!
学力低下!!
まじかよ!私は学力低下しました。
どうしよう、勉強したくない!
けど頭良く見られたい。
そこで私が最初にした対策はこれです。
文字を達筆に書く
当時ユーキャンのCMでボールペン字講座の映像が流れ、文字が綺麗な人は心も綺麗的な事を言っていました。
これだ!と思い私は文字が綺麗な先生の授業だけ文字を真似しながら真面目にノートを取ります。
もちろん授業は聞いていません!文字だけ見ています。
そして漢字は大きく平仮名は小さく書いてればまあまあごまかせて綺麗に見えると気づきます。
文字単体で見るとゴミに見える事もありますがまあごまかせる程度でいいだろうとこの作戦でいくのです。
が!
もちろんテストの点数には影響なくバカのままで私はバカ女子私立高校へ入学
学生の女の子って男の話と母親の話と悪口しかいわないんですよ!
地獄ーーー
これもどれも母親がいないからーと思いつつも
母親がいないに甘えすぎた
そんな事も思います
高校受験の面接の時に母親いない同情話するべきだった!と思いつつもそもそも学力で落ちたんだなぁと
けど、諦めません。
私はテストでなんとか努力せずいい点取る方法を考えます。
ズル休みして宿題もせず他人よりスタートは出遅れてるわけです。
しかし、高校入学したばかりでみんなが学んだ事ない授業に関してはスタートは同じこのスタートでまだ間に合うぞ
そう思った私は、勉強せずテストで点数を稼ぐ方法をあみだします。
その作戦はこれだ!
許されたカンニング
あ、実際テスト中にカンニングするんじゃないんです。それはタブーです
クラスで教壇の近くの席を確保
試験範囲発表時教壇を覗く
アイコンタクト
これです。
教壇の近くの席確保は視力が悪いとでも言えば優遇されますし、そもそもみんな嫌うのでほぼ簡単に確保可能です。
そしてテスト前の試験範囲発表って先生によるのですがだいたいテストを既に作ってる先生はそのテスト様式をみながらテスト範囲発表するんです。
教壇前なので簡単にのぞけます。それが困難な場合でも、先生の目線でさらに試験範囲を絞れます。なので的確に試験範囲を絞ることができ、勉強を最小限に出来るのです。
あと教壇の目の前の席って先生とめちゃくちゃ目が合うんです。普通に授業を聞いていて「意味わかんねぇ」みたいな顔するとそれを察して先生が詳しく解説してくれるので、クラス全体の授業ですが完全私中心の授業になるんです。もはや個別指導塾なんですよ!
この作戦で私はクラストップの成績を納めます。資格試験も受けたもの全てを取りました。
バカとして仲良くしてきた友達は「変わっちゃったね」と遠のいていき私も私でお前らは母親がいていいよなぁって態度が表に出ていたのか孤立しました。
まあ嫌われてはいましたが成績も良く先生から好かれてるのでいじめられることもありません。
けどそのおかげで母親の話を聞くという事がなくなります。
とりあえず私は母親の死をきっかけに
文字を綺麗に書くコツ
履歴書に書ける資格試験
がめつさ
を手にするのでした。
ますます性格は悪くなりますがそれは生まれながらの個性という事で。
実際にこの時に取得した資格は私の人生で物凄く役に立っていますし
最悪の性格の割に最善を尽くしたのではと思います。
人が何か大きな事に直面した時に
まっすぐ戦おう!とせずに
私は絶対利用してやろう卑怯なことして勝ってやろう!
そんな精神で最初から行くのですが
案外この考え方も面白くていいんじゃないかなと思いました。
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