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はいえんさんのつぶやきあふれ〜ザスパクサツ群馬〜

待ちに待った2020シーズンの始まりだ。

開幕戦カードが発表されてからは毎日奥さんにゴマを擦って擦って擦りまくって、すり鉢から煙が上がるくらい擦ってやっと得た参戦許可だ。

楽しまねば。

河川敷に車を停めて降りると風が強いことに気づく。

これが噂の上州のからっ風かと思いながら歩いているとオレンジをまとった第一アル人発見。

追い越し際におはようございますと挨拶を交わすと新シーズンが始まったんだと実感。

そんなこんなで9時頃にスタジアムに到着。

公式HPに待機列は10時からってあったけど1時間位早くて着いちゃった仕方ないよねテヘペロ、などと思っているとそこには既に千人以上のアルビサポの姿が。

アウェイ会場に行く度に毎回こう思わされているが今回も思わされた。

「アルビサポを舐めていた」

所用を済ませ待機列の最後尾に加わる。

長蛇の待機列を遠目から写真に納め妻にLINEで「どうだ見たかこれが我らガタニーズの底力だ恐れ入ったかドヤァ」と送る。

既読になれど返信は無い。

忙しいようだ。

待機中は古参のサポの人が持っているグッズに目が行く。

うらやましいのだ。

ずっと立ってると足が痛いのでネットで思わずこれをポチる。

これで次から快適だ。ついでに足元がオレンジブルーの人はいないことに気付いたので、公式グッズでアルビスニーカー作ってくれないかなと妄想する。

そんな折にスタメン発表。

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これには全潟が驚いた。

アルベルト・プッチ・オドロイタ。

これ予想出来た人はいないだろう。僕も予想は大外れだ。

フォーメーションや人選はプロの監督が現状のベストを選択したのだから素人の僕が言及するべきことではない。

せやから誰をスタメンから使えとかちょっとでも言うのはお門違いでっせ。いやほんまに。本間に。

さてここからは忘れないうちに試合を観た雑感を一気に書いておこう。

アルベルト監督はスーツじゃなくてジャージ派だった。

今年の円陣ダッシュは全員キレイに頭を下げて一気に走り出す。とても一体感があって良い感じだ。(ん?誰?誰ナルドの話?)

最初にMVQ(最もヴォクをキュンキュンさせた選手)について。

大本祐槻だ。

なんだこのサイドバックは。右利きなのに左脚でつつくようにドリブルする。普通は左半身でボールを隠すように右側にボールを置くのにだ。

そしてスプリンターなのに歩幅が狭い。だから小回りが効く。インサイドカッターの素養もあるのだろう。もう一列前で見たいのが本音だ。

守備時のリトリートの遅れがあったのが気になったが、そこを上手く埋めていたのが影のMVQのゴンサだ。

もっとファイタータイプと思っていたがクレバーにカバーリングをする。上背がそこまであるわけではないから中盤の空中戦に強いわけではないだろうが、それを補って余りある守備範囲の広さだ。

そして気づいたのが両SBがすごく大外に位置取ること。おそらくアルベルトアルビではピッチの幅をとるタスクはSBに課せられているのだろう。二列目の3人が中央タイプだからというのも手伝ってかそれが顕著だ。だからゴメスも伝家の宝刀のインナーラップをほぼやらなかったように思える。

両CBの鉄壁感も凄い。J2では反則級じゃないかと思った。懸念されるのはマウロと舞行龍も重量級タイプなので裏抜けタイプのツートップを当てられたら怖い。

両サイドハーフは縦に抜ける気はサラサラなくハーフスペースでボールを受けることを心掛けてたようだ。そこで崩しを狙う。ただ両者、特にロメロがサイドでは窮屈そうにプレイしてたような印象だ。

小島のフィードは風を気にしてか低めが多いが弾道は正確。プレスをかけられたら逆足でもフィードしてた。セーブシーンがあまり無かった。

後半から出てきたファビオのプレゼンス(存在感)は凄い。あのサイズでスプリント力もある。スタメンで出ればCBを引き付けピッチに奥行きを作る仕事もしてくれるだろう。

新太のゴールは新太の良さが出たゴールだ。新太の最大の長所はシュートテクニックだと思う。少々難しい位置でも、逆足でも、ボレーでもミートしてシュート出来る。

去年だったらすぐ打たずにトラップしてより成功率を上げるようなプレイを選択しただろう。しかし今年はダイレクトボレーが出た。キャンプ中からストライカーとしての働きを期待されていたのだろう。

そして注目ポイントはアルベルト監督のカードの切り方だ。キャンプ中からチームのマネージメントに重きを置くタイプなのは分かったが、戦術家なのかどうかが気になるところだ。

今回は3枚目に田上をクローザーとして入れたのが少し特筆すべき采配かもしれないが、まぁセオリー通りと言える範囲だ。

最後に個人的にはチーム全体でネガティブトランジションの局面でハイプレスなのかリトリートなのか一見して分かりにくかった。

守備ブロックを作った局面ではゴンサがアンカーの4-1-4-1のように見えた。違うかもしれないけど。

攻撃時は秋山が最終ラインに降りて両SBは高く幅を取り、3CBを形成し左右に散らす形があった。これは昨年終盤からの継続だ。

あと試合中にCBとボランチが左右を入れ替えてるシーンがあった。

さて勝ったから良かったがアルベルトアルビは本人も、言ってるようにまだまだまだまだ未完成で伸び代十分なチームだ。この後こける可能性も多いにあるが楽しませてくれそうだ。

心中穏やかでは無い選手も何人もいそうだ。それをどうマネージメントするかも監督の手腕に期待だ。

始まったばかりのアルベルトアルビの闘いに来週も期待するとしよう。

往復千葉から群馬まで下道で走ったが渋滞も無く快適でした。

いやしかし寒かった。

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