素人でもスマホのカメラでそれっぽい構図の写真が撮れる方法を勉強してみた
9月19日。私が心血を注いで応援しているアルビレックス新潟はアウェーで東京ヴェルディさんに勝利しました。
やはり勝利は最高のメンタルヘルス。
気持ちも晴々としたので久々に筆を取ることにしました。
今回はサッカーが全く関係ない表題の件について書いてみたいと思います。
きっかけ
私事ですが今年からフリーペーパーAlbiWAY編集部の一員として暗躍をしております。
ご存知かもしれませんがAlbiWAYは毎号裏面にサポーターの写真を掲載しているんですよね。
これのこと↓
この写真の撮影も編集部員として私のお仕事。
その為に今年の春先からスタジアムでサポーターの方々にご協力頂いてます。
今までに撮らせて頂いた方、あらためて御礼申し上げます。
ありがとうございます!
ちなみに撮った写真は私がドライブに投入して編集長と共有します。
その中から編集長が厳選し、紙面に掲載するという流れです。
図で表すとこういうことですね。
ちなみに写真で表すとこういうことですね。
といった感じで成り立っているのですが、ワタクシ実は早い段階である悩みを抱えていました。
それは
撮った写真の枚数に対して採用される数が少ないことです。
つまりせっかく撮らせて頂いた写真達の大半は華麗に却下をくらっているわけです。
ファッ〇!
クソが!
これでは撮らせて頂いた方々に対して面目が立たないであろう。
私にも編集部の一員として!そして写真撮影者としての矜持があろうというもの。
納得がいかん!
こんちくしょう!!
しかし。
そこは私も大人ですからね。
そういった時はちゃんと対話をします。
対話。
不採用の理由を編集長にしっかり確認です。
人間関係はフィードバックからですね。
感情的になるなど三流の証ですよ?
はい。
ちなみに今日まで確認した主なボツ理由は
「絵面にアルビ要素が足りない」
なるほどぉ。確かにユニフォームやグッズ未着用の方の写真はアルビ感がないですね。
「時事ネタは後から使いにくい」
うーん、たしかに···!5連勝と書かれたゲーフラは後日掲載すると今じゃない感が強い。
「同じ人ばかり何度も撮っちゃダメ」
かたよりなく掲載するべきですもんね。色んな人にアプローチするべきですな。うん、勉強になる。
「正直どの写真も構図が悪い」
小童(こわっぱ)が!!!!!
ワ
シ
が
どんな苦労をして!
撮ってきているのか!
知らんのか!!!
知らんわなぁ。
ムッキー!!!
この小心者のワシがやぞ!
募金箱の前を素通りするだけでハラハラドキドキする
ヒトミシリという成分だけで構成されたワシが!
勇気を出し!
人様に声をかけ!
平伏し!
声を震わせ!
涙を流し!
オシッ〇ちびりながら!
撮らせて頂いた写真を!
構図が悪いだと!?
知らんわ!!
そんなもん!
何やねんな!
コーズて!
ウ↓ル↑ト↓ラ↓ソ↓ウ↓ル↑ッ!!\( 'ω')/ヘーイ!!か!
生まれてこのかた!
写真の撮り方なんぞ!
学んだことが無いわ!!!
このクソガキゃあ!
ちょっとサラサラヘアだからって調子に乗ってけつかる!(無関係)
ふぅ。
ガス抜き完了。
そうだ。
たしかに
私は写真に関してはド素人。
学んだことがないなら
学べばいいじゃない。
容易に観戦にも行けない緊急事態宣言期間。
見方を変えれば知識を蓄える絶好のチャンス。
夢じゃないあれもこれも。
ポジティブシンキン!
怒りを向上心へ昇華させる。
出来る男は違う(ウットリ
というわけで、素人でも簡単にそれっぽい構図の写真が撮れる方法を学んでみました。
せっかくなので今日のnoteではその方法を共有したいと思います。
三分割法
私は元来、美的なセンスが全くありません。
なのでこういう時は理論を学んで型の習得を試みるタイプです。
では私が学んだ理論とは?
結論から言うとそれは三分割法という構図です。
三分割法(さんぶんかつほう)は絵画や写真、デザインなどの視覚芸術において、画面の構図を決定する際に用いられる経験則のひとつ。(Wikipediaより)
具体的には縦横に2本の線を引き
9つのブロックに分け
線が交差する箇所に被写体を置く構図です。
下の図で言うと赤丸の箇所ですね。
本当にこれで写真のクオリティが上がるのでしょうか。
実際に撮ってみた
まずは何も考えずにいつも通りに撮影。
パシャリ。モデルは我らがアルビくんです。
うーん。
確かに。
圧倒的な既視感。
すごくフツー。
素人っぽい。
ちなみに被写体を真ん中に置くこの構図を日の丸構図と呼ぶらしいです。
続いて三分割法で撮影します。
まずはiPhoneの場合は設定→カメラから
グリッドにチェックを入れて有効にします。
すると縦横2本の線が画面に現れます。
グリッド線を活用して交差点に被写体をセット
パシャリ
おお。
うん。
たしかに
なんだかおしゃんな感じ。
この潤沢な余白に何だかストーリー性を感じる。
これ人間ならもっとシャレオツ感出るはず。
こうよりも
こう!
中心からズラしたのにむしろ収まりがいい。
どことなく落ち着いて見える。
ちょっと哀愁を感じさせるような。
た、たしかにこれは良いかもしれない。
なぜオシャレに見えるのか
さて、どうして三分割法がオシャレに見えるのか。
ちょっと本気出して分析してみました。
それはおそらくデザインの四原則のひとつ「整列」の効果が働いているのではないかと思います。
つまり
つまり三分割法は画面を無意識下で2対1に分けて見ることが出来るからではないでしょうか。
人間はそもそも均一感や均整があるものに見やすさを感じます。
雑然としたレイアウトより整数で表せるように「整列」した構図の方がスムーズに頭に入りやすいのでしょう。
知らんけど。
三分割法を活用する
おさらいすると三分割法は
4つの赤丸のどこかに被写体を置いて撮影する方法なわけです。
もう少し踏み込んだ撮影法として
①近い場合
接写時は上下の2点にまたがらせて撮るのと良い。
こんな感じ。
②左右のどちらに置くべきか
これはケースバイケースですがセオリーとして被写体の目線の先に余白を多く取れる構図が望ましい。
つまりこうよりも
こう
うん。たしかに目線の先が気になる。
③複数の被写体の時
2名を交差点にそれぞれ配置して
こう
うん、写真上部に充分な余白を残せる構図になりました。
他にも
こうより
こう
おわりに
というわけで今回はこれだけです。
知ってる人からすれば当たり前。
それでも誰かの当たり前は誰かの新発見。
アウトプットは最大のインプット。
そんな想いで書いてみました。
誰かの参考になればこれ幸いです。
他にも光の使い方などもっともっと奥が深い世界なのでしょうね。
とりあえず今回学んだ構図を使いスタジアムでアルビレックス新潟サポーターの皆様のお写真を撮らせて頂きたいと思います。
その折には是非ともご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
あぁっ、皆さんが逃げる足音が聞こえる。
早くスタジアムに行きたい。
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