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美しいドライブウェイ |Mac OS に選ばれたBig Surとは?

Location: Bixby Creek Bridge
Address:Bixby Creek Bridge, California

Photo by Sasha • Stories on Unsplash

カリフォルニアには、車のCM撮影でよく使われるところが沢山あるのですが「美しいドライブウェイランキング」で全米トップランキングに入るほど
とってもフォトジェニックで、ザ・西海岸!な場所をご紹介します。

最近では、MacのOSの名前で聞いたことがある方もいるのでは?
今回はアメリカ国内でも有数の橋の絶景スポットです。

Photo by George Cox Unsplash

ロサンゼルスとサンフランシスコの間を結ぶ、全米で最も美しい海岸沿いのドライブコースと言われている「パシフィック・コースト・ハイウェイ(Pacific Coast Highway)」。

その中でも大人気のエリアが「ビッグ・サー(Big Sur)」!

「サー(Sur)」はスペイン語で「南」を意味し、昔スペインから渡って来た人々によって、「南に広がる大きなエリア」という意味で名付けられたそう。

人里から離れた場所にあり…ガソリンスタンド・トイレはなく、更には携帯の電波も通じ辛い…現代社会とかけ離れた様な場所。人も少なく、美しい大自然がいっぱいに広がります。SNSやインターネットとちょっと離れてのんびりしたい時にも絶好の場所ですね。

そして Big Sur のアイコンとも言えるスポットが
「ビックスビー・クリーク・ブリッジ(Bixby Creek Bridge)」。
1932年に作られたコンクリート製の橋で、91年間も頑張っている橋です!(22023年現在)険しいキャニオンの上、79メートルの高さにかかり、世界で最も高い橋の一つとして数えられている。橋の全長は約218メートル。

Photo by Cristofer Maximilian Unsplash

絶景のため、車のコマーシャルに引っ張りだこのこの場所。
2017年にはニコール・キッドマンやリース・ウィザースプーン主演の
人気TVドラマ「ビッグ・リトル・ライズ(Big Little Lies)」の
オープニングの撮影場所にも起用されました。

こちらの撮影スポットをいくつかご紹介します。

撮影スポット1
Castle Rock Viewpoint
橋の北側にある一番人気のスポット。パーキングが併設されておりアクセスが楽ちん。ただし、サンセットの時間帯、週末やホリデーシーズンになると激混みするので要注意。
かつて、ガソリンスタンドやレストラン、小さなホテルなどがこのエリアにもあったが、1940年代に火事で焼失してブルドーザーで崖から切り離されたそう。今でのその基礎の一部がまだ残っているとか。

撮影スポット2
South Side of the Bridge
橋のすぐ南(海側)に、小さな車寄せがある。短くて斜面が急な道が丘の上に続いていて、北向きの絶景を眺めることができる。暗くなってから、長時間露光で橋を渡る車を撮影するなら、ここがオススメのスポット。

撮影スポット3
Hurricane Point Vista
約1.6キロメートル南に位置するこの場所からは、遠くの橋を眺めることができる。特にゴールデンアワー(日没・日の出直後の「マジックアワー」)がオススメ。海岸線を夕日が美しい色で染めていく様子を眺めることができる。

撮影スポット4
Bixby Bridge Vista Point
橋を南から北に渡ると、右手にCoast Road が出てくる。橋ができる前に旅行者たちが使っていたルート。太平洋を背景にした橋の絶景を眺めることできる。道路の両サイドの土地は私有地なので不法侵入しないよう要注意。

余談ですが、「ビッグ・リトル・ライズ」が公開されたあと、橋では問題が…。ドラマの人気と成功によって、たくさんの観光客が押し寄せました。特に2019年の独立記念日の日(7月4日)には約5kmにも及ぶ渋滞が発生。写真を撮るために橋の真ん中で立ち止まる車、ゴミを放置する人々、道路を塞ぐバス、インスタ映えの写真を撮るべく、崖を降りようとしたり(救助隊が出動したこともあったとか)、アングル探しに道路を行ったり来たり歩き回る人々…というかなりマナーの悪い観光客が。これは…、かなり迷惑ですね。
そんな日々が続き、しびれを切らした誰かが…

“OVERTOURISM IS KILLING BIG SUR” 「過剰な観光はビッグサーを滅ぼす」

何とも衝撃的なバナーです。
許可なしでつけられたバナーだったので、すぐに保安官によって外されたそうですが、表現が直接的で、イライラがずんっと伝わってくるようです。

私たちもこの先の世代も、誰もがこの素敵な絶景をいつまでも楽しむことができるように、この土地と地元の方々へのリスペクトを忘れずにマナーを守って撮影をしていきましょう♪

Photo by Mick Haupt Unsplash


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