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海外リモート撮影とは|実は昔からあった?!

ロサンゼルスを拠点にする映像制作会社、
ハイボルのコーディネーター、TSUBASAです。こんにちは。

ハイボルのホームページはこちら!(www.highvoltageusa.com)

このコロナ時期、映像業界は大打撃を受けています。

少しづつ再開され始めているものの、まだまだ時間がかかりそうです。

今回は、コロナの時期だからこそ、より注目されている「リモート撮影」についてです。実はリモートの撮影自体は、昔から行われてきました。

リモート撮影とは、クライアント(もしくはディレクターやプロデューサーなど)より依頼を受け、どのような映像が欲しいのか、どのように使用したいのかなど、詳しいご要望を伺い、それに合った映像を撮影、クライアントの元へデータ送信、郵送などで届けることです。

最近だと、映画やコマーシャルの撮影もリモート化してきており、日本にいながらアメリカでの撮影が、より簡単にできるようになってきました。

でも、実はリモート撮影って昔からあるの知ってましたか?
「え!?」と驚く人もいるかもしれません。
テレビ業界だと、結構多い撮影スタイルなんです。

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流れとしては....

①日本のディレクターより撮影の情報をもらい、アポを取ります。
この際、撮影許可申請、また、撮影に関する必要な情報を集めます。

②その後、カメラマンさん、音声さんを連れて現地入り、撮影を行います。
撮影に必要な内容は、事前にディレクターやプロデューサーより受け取るので、現場では指定された内容の撮影を行います。

③撮影後、日本へ、データの入ったテープを郵送、もしくは伝送を行っていました。

*テープで撮影していた時代(皆さんはあまり馴染みがないかもしれません)、衛星で伝送できる場所まで移動、テープを読み込み衛星電波を経由し、日本まで届けていました。専用の場所までわざわざ移動するのも一苦労でしたね。同じ業界なら、この苦労が分かる方も多いんじゃないでしょうか?

ここで注意しないといけない点があります。
「ディレクターからの指定のショット以外を撮影することです。」
もちろん、あれを撮って欲しい、これを撮って欲しいなどの要望がたくさん来ます。それだけやるのも全くもって問題はありません。
しかし、自分がディレクターだと考えた際、「もしかしてこういうショットがあったらいいのではないか?」と考えて撮影する事って、とても大事です。

映像であっても、なんでもいいのですが、物作りは人の手でできています。
そのため、指示している人が必ずしも正解ではないんです。
もちろん、クライアント第一は忘れてはいけないですが、「こういうのどうですか?」と提示できるようになると、より良い関係が作れると思います。
一人の知恵より、みんなで集まった方がいいアイディアになりますよね。

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さて、コロナの影響で海外での撮影というハードルが上がっていると思う方も多いと思います。通常でも海外での撮影となると、腰をしっかりと据えて望まないといけないなんて構えてしまうかもしれません。

しかし、コロナだからといって、海外での撮影が難しいということはありません。それでは、弊社で行ったリモート撮影の具体例をご紹介しようと思います。

ロケハン前は、いつも通りメールのやり取りやオンラインで綿密な打ち合わせ。ロケハンの際は、打ち合わせ通りクライアントと現場をリアルタイムにラインでつなぎ、「どんな映像が撮影できるのか?」、「クライアントの希望はこの画角だが、現場ではもっといいアングルがあるのでは?」、「コロナで街にどんな影響がでているのか?」など、どのような質問にも、現地にいるのでリアルタイムに答えることができます。

通常であれば日本からクルーが渡米し、一緒にロケハンを行ったら一旦帰国。その後撮影まで詳細部分を詰めていくのですが、現在はコロナ禍で渡米はセンシティブな状況なので、オンラインにてリモートロケハンを完了。ZOOMミーティングで画面共有しながらロケハン報告をし、撮影に向け、準備を一緒に進めました。

そして本撮影。

撮影に臨む際、コロナ対策をする必要があります。

撮影中も、クライアントとの画角チェックは欠かせません。
日本とアメリカの時差があるので、全ての画角を毎回チェックするという事は難しいですが、アメリカ時間にご対応頂ければ、チェックすることは可能です。

弊社の長年の経験より、ある程度お任せ頂いた方がスムーズな撮影ができると思います。いつでもZOOMやスカイプにてコミュニケーションが可能ですので、撮影中に「こうしてほしい」、「あれを撮って欲しい」また、既に撮影した画を確認することも可能です。

撮影終了後は、直ぐにDropboxにてアップロード。
Wi-Fiの速度によりけりですが、できるだけ素早く、クライアントへ撮影映像をお届けします。

また、弊社では、業者を使って、2日以内に、撮影したデータを保存したハードドライブを直接お届けするサービスも行っています。
これにより、超大容量のデータも安心して、確実にお届けします。

さらにアップグレードしたリモート撮影も可能です。

ハリウッドでも既に多くの現場で使用されている、インダストリースタンダードの「Q TAKE」というサービスも利用可能です。

QTAKEの何がすごいかというと、撮影しながらリアルタイムで高画質な映像を送れるだけでなく、既に撮影したフッテージをクライアント側のデバイス(i Padなど)で撮影現場にプレイバックをお願いすることなくチェックが可能です。また、撮影しながら、オッケーカットを世界のどこでも、指定の相手に送ることもでき、撮影から編集までの時間のロスをゼロにすることができます。これは、世界中で撮影するハリウッド映画ならではです。

例えば、撮影班は中国に、編集マンはイギリスに、プロデューサーは日本にいる場合など、バラバラな場所で作業している人たちにとっては、物凄く革新的な技術です。

しかも高画質でのデータやりとりができ、スピードも段違い、また、安全信頼という事で、世界的に映画業界で使用されています。

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色々とご説明しましたが、皆さんが思っている以上にハードルは低いです。
コロナの時期だからこそ、「世界中でリモート撮影」はどうでしょうか?

いつでもご連絡をお待ちしております!


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