アメリカ大統領選間近!選挙はなぜ火曜日なの?
ロサンゼルスを拠点に活動する映像制作会社、
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来週11月3日に大統領選挙を控えたアメリカ。毎日ニュースでもその話題で持ちきりです。果たしてトランプ氏が再選を果たすのか、それともバイデン氏に軍配があがるのか、目が離せない状況ですよね。
そんな中、ふと私が疑問に思ったことがあります。
選挙ってなんで火曜日なんだろう?
日本では、選挙が行われるのはだいたい日曜日ですよね。
平日って仕事をしている人からすればとっても選挙に行きにくい曜日。
なんでわざわざ平日にするんだろうと不思議に思っていました。
それこそ、大統領候補に大きく関わる3月に行われる大事な予備選挙も火曜日。「スーパー・チューズデー」なんて言葉があるほど。
ちなみに、スーパー・チューズデーとは…
アメリカ大統領選の予備選挙・党員集会が最も多くの州で行われる3月の第2火曜日のこと。アメリカ大統領候補者選びの最大の山場となる大事な日だそう。
火曜日って選挙にとってそれだけ大事な曜日なのでしょうか?
まずアメリカの法律から見てみましょう。
なんと、法律で火曜日と決められているのです!
大統領や連邦議会の選挙は「11月の第一月曜日のあとの火曜日」と定められているそうです。
では、なぜ11月の第一火曜日なのかを紐解いていきましょう。
この法律が定められたのは1845年、むかしむかしの農耕が盛んだった時代にさかのぼります。
この頃ほとんどのアメリカ市民は農業で生計を立てていました。
そのため、投票所から遠く住んでいる人が大多数でした。
そして移動手段も馬車という時代、投票所まで1日がかりで行くのです。
他の曜日はダメだったのでしょうか?
まず、日曜日はだめ。
この頃の国民の多くはカトリック教徒でした。日曜日はミサの日。投票には行くことが出来ません。
そして月曜日と土曜日もミサの関係で現実味がありませんでした。
馬車では移動時間が足らないのです。
月曜日にしたら、教会に行けなくなるかもしれないし、
土曜日にすると、今度は投票所にたどり着けない可能性が高いのです。
では、水曜日は?
それもダメです。それは、マーケットがあるから。
農業で生計を立てている人々にとっては大事な一日。稼ぎ時なんです!
ということで、一番多くの国民にとって都合のいい火曜日に制定されたそうなんです。
それから、なぜ11月なのか。
これもこの時代の状況を考えると辻褄が合います。
11月は農家の人々にとってはとっても都合がいいんですね。
ほぼほぼ収穫も終わった頃ということに加え、厳しい冬になる前。移動しやすかったのです。
こういった理由があったんですね!
移動手段が発達した現代でもこの頃の法律を変える事なく守っているんですね。
ちょっとしたアメリカ選挙の歴史のお話でした。
来週の選挙結果はどうなるのか。
様々な国に影響を与える大国アメリカの大統領は誰になるのか。
残りあと5日です!
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