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カリフォルニアは島じゃなかった!!?

Location: Anza Borrego Desert State Park
Address: 200 Palm Canyon Dr, Borrego Springs, CA 92004
(Visitor Center) 

ロサンゼルスを拠点に活動する映像制作会社、
ハイボルでインターンをしているERIです。こんにちは!

ハイボルのホームページはこちら!(www.highvoltageusa.com)

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今回は、砂漠にも関わらず、いろんな「」や「表情」の撮影が出来る
”フォトジェニックな公園”をご紹介しようと思います。

カリフォルニア州で一番大きな州立公園
「アンザボレゴ砂漠州立公園」です。

こちらの公園、なんと広さ 約24万3千ヘクタール。
例えるなら 山手線内側面積 1.5個分!!

ロサンゼルスから、車で南に約3時間、
海のきれいな都市、映画トップガンの撮影地でも有名な
サンディエゴから約1時間半の砂漠です。

都市部に近いので、整った公園かと思いきや
ほとんどのエリアは舗装されていないため、
公園側は、道の悪さから4WDを強くおすすめ・・・。
そんなに道が悪いのか…、絶景はとっても観たいけど、
ちょっと車に酔いやすい私は、なんだか不安に駆られてしまう。

”アンザボレゴ” というちょっと英語っぽくない公園名は、
18世紀にカリフォルニア南部を探検した
スペイン人探検家「フアン・バウティスタ・デ・アンサ」の名前から
アンザ」を、
そして、この地域にひっそりと住む「オオツノヒツジ」から、
スペイン語で羊を意味する「ボレゴ」をもらって命名されたそうです。

このオオツノヒツジ、現在ではアメリカ国内で
絶滅危惧種にも指定されている羊だそうで
他ではなかなか見られないっぽいです。
動物好きな方は、是非この公園で見つけてみて下さいね。
(写真の様な立派なツノは、オス羊のホコリ!)

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州立公園では、公園職員が毎年羊の数を数えているそうで、
2019年度は全部で273匹だったそう。
こんな広い公園で300匹近くも羊を数えるなんて・・・。
途方にくれる作業…。

「この羊は数えた」
「いや、こっちはまだだ…」
「あれは昨日数えた羊だ…」
なんて、羊の見分けなんてつくのでしょうか?

まぁ、レポートに「Successful(成功した!)」って書いてあったので、
ちゃんと数えられたのでしょう。

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名前の由来になっている探検家フアン・バウティスタ・デ・アンサが
ちょっと気になったので調べてみた。

当時のスペイン領ニュースペイン(現在の南カリフォルニア)を
1200マイル(1,931km=青森から鹿児島くらいまで)も、
馬で探検した人物。
(カリフォルニアがスペイン領だったんだ・・・といろいろびっくり)

さらに調べてみると、
約2年も掛かってこの南カリフォルニアルートを開拓。
彼のこの2年間の功績は・・・、

「カリフォルニアは島じゃない!」

ということが分かった。なんじゃそりゃ。

当時の彼は、何を毎日の目標に探検を続けいていたのか・・・
2年間も未開の地を歩くって…

と考えると、途方も無い・・・。

彼の功績はカリフォルニアでは大きいらしく、
この公園以外にも、街・通り・学校・団体の名前として
利用されているそうです。

このアンザボレゴ砂漠州立公園を旅した彼が
壮絶な毎日を日記に残した・・・

「3頭の移動用と5頭の家畜用の動物が、寒さで絶命し、凍った。
 厳しい寒さに耐えるため、人々は一睡もすることが出来ず、
 夜通し火を焚べることで耐えた」と記されている。

動物が凍ってしまうなんて…、え…ここってアラスカなの?
この土地の気候がどれだけ過酷なものだったか
想像を絶する・・・。

」という言葉を忘れてしまうくらい
暖かいカリフォルニアの気候に浸りながら、
本当にこんなに凍え死ぬほど寒くなったの…??
そんなことを考えてみました。笑

まぁ、砂漠は気候が変わりやすいと言いますから、
どんな気候にも対応出来るような服装で行くのが望ましいですね!

さて、最初に話した「表情が変わる」という話に戻ります。
アンザボレゴ”砂漠”州立公園という名前なのですが、
おそらく皆さんが想像する ”砂漠” とは一味違ったものが見られるのではないかと思います。

こちらの公園には、岩がゴツゴツとした色あせた荒野ヤシの木が生い茂る緑色のオアシス波打つ模様が美しい赤い渓谷サボテンの緑と荒野の焦げ茶が混じり合う丘無數に咲き乱れるピンクや紫色の野花群、と様々な表情を持ち合わせています。

本当にフォトジェニックな場所がたくさん!!
「カリフォルニアのグランドキャニオン」とも呼ばれる
「フォンツポイント」や、

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カリフォルニア原産の唯一の種類のヤシの木のオアシス「ボレゴパームキャニオン」

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さらには、「ザ・スロット」と呼ばれる水の侵食で出来た岩の通路。

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また、更にインスタ映えプラス、びっくりするのが「ワイルドフラワー」
本当にここって砂漠だよね?と言わんばかりに、
美しい花々が無数に咲き乱れます!!

種類の数を知って、色とりどりになる理由に納得。
約350種類もの野花が生息しているそうです!
見頃は2月後半から3月
ぜひ!!行ってみたいものです!

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ちなみに、この公園は、映画のロケーションとしても有名。

超演技派俳優ショーン・ペンさんが監督を務め、アカデミー賞2冠にも輝いた2007年の映画「Into the Wild(イントゥ・ザ・ワイルド)
が撮影された場所でもあるのです!

主人公のクリスと、旅の途中で彼が出会う老人ロン。
人の生き方について深く語るシーンが撮影されました。

こんな足場の悪そうな岩・砂利の場所での撮影は、
撮影機材の移動はどうなっていたのかな?
三脚とか立てるだけでも苦労しただろうな・・・とか気になります。
映画と同じ画角で撮影に挑戦するのはいかがでしょうか!?

ストーリーもさることながら、映像美も非常に印象的な映画ですので、
この映画を観て、クリスの辿った道のりを巡るのも面白いかもしれません!

お金燃やすなんて。。。あの映画を見た後、人生について改めて考えさせれたなあ・・・。また見たくなってきた。

「Into the Wild」(映画)とは…、
1992年に青年が放浪の末にアラスカで死体で発見された事件を描いた
1996年のノンフィクション作品『荒野へ』を映画化したもの。(Wikipediaより)

◉NOTE
住所:ボレゴスプリングスから約3km東に進み、パームキャニオンロード(Palm Canyon Road)の最終ポイントで郡道(County Road)S-22を降りたところにあります。)ビジターセンターは暑さを避けるために、ほぼ地下に建てられていて、少し分かりづらいそうです。
時間:ビジターセンター 10月ー5月: 毎日9:00am-5:00pm
            夏の間  : 水曜日・祝日9:00am-5:00pm
   ※公園自体は年中無休/24時間空いています
料金:車1台につき10ドル/1日。

HVE Web:www.highvoltageusa.com
HVE Facebook:https://www.facebook.com/highvoltageentertainmentinc
HVE Instagram:https://www.instagram.com/highvoltageusa/?hl=en

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