週4日勤務が叶う日も近い?
数日前、「週4日勤務」が現実的になるかもしれない、と期待を持たせる記事がありました。
コロナ禍の2020~2021年に一時的に盛り上がり(?)をみせていた「週4日勤務」ですが、コロナの終息とリモートワークから出社スタイルへの回帰とともに、ちょっとずつ静かになってきていた印象でした。
それが、2024年に入って再び目にする機会が増えてきています。いずれそういった働き方ができたらいいなと個人的に思っている私としては期待したい内容なので、ちょっと書き留めておきたいと思います。
できるだけ「働く」に拘束されたくない私
突然ですが、私は仕事を楽しめるタイプだが、長時間労働や通勤は嫌い、という結構勤勉ではないタイプの人間です。
社会人になった時、「毎日週5日・1日8時間以上も連続して拘束され、しかも通勤時間もセットか…」と結構うんざり感じたものです。
(フレッシュな新卒生ではなかったと思う)
定年までずーっとそうやって働くの嫌だな…
体力も減っていくし、働く上でストレスに感じる要素を少しずつでもシフトチェンジしていきたい
と早々に思い立ち、以下を夢見て書き出したものです。
①経済的に余裕がもてる収入を確保する(貧すれば鈍するから)
②場所にとらわれない働き方をする
③できるだけ働かなくてすむスタイルにする(例:週3~4日/1日5時間以内)
①については、20代のうちに出来るだけチャレンジできて、収入UPのチャンスがありそうなところに飛び込んでおこう、と公務員から転職するに至った背景のひとつでもありました。
②については、2019年までは独立しない限り無理だろうな…と会社員でいる間は半ば諦めモードで「いつか叶えたいこと」リストに入れておくくらいでした。
でも、コロナ禍をきっかけにして世の中の仕事のあり方が大きく変わり、気づけばフルリモートで働いている今に至っています。人生って本当にわからない。願っていれば、叶うこともあるもんだな。
さて、あと残すは③のみ
でもなかなかこの時間拘束は他の人たちとの稼働の兼ね合いだったり、影響度高いから厳しいよなぁ…やはり独立しかないか、って思っています。今でも。(もちろんその道の模索と準備はするつもりですが、今の会社員が嫌なわけでもなく)
でも、そんな最中、今年に入って流れが変わってきたな?と冒頭の記事をみても思うのです。
2024年に入って再び「週4日勤務」スタイルへの期待
今年の1月、以下のような記事が出ていました。海外記事ですが、「2024年に週4日制を導入する企業」という内容のもの。
Amazon、Basecamp、KRÜSS、Lamborghini、Microsoft…等欧米の企業が中心に掲載されていますが、PanasonicやSamsung、東芝といった日本・韓国の企業も並んでいるのです。欧米だけの時流かと思いきや、アジア圏にも一部ですが流れがきているそうです。
また、冒頭で紹介した記事では、以下のような内容も。
従業員の幸福度、離職率の低下、採用活動の改善…と昨今の企業側からよく聞く課題のすべてが一気に解消しそうな内容です。
ただ、先の記載で国内企業もあることに触れましたが、その国内企業の記載が面白いな(苦笑の意味で)と思ったのが、「東芝」の内容です。
取り組みとして週4日勤務なのですが、週40時間は働く必要があるとのことで…1日10時間働く日が4日続くのです。
もし9時から勤務開始なら、20時までは拘束されてしまうのですね。なかなか厳しい…
そもそもなぜ週5日で1日8時間?
そもそも、なぜ週5日で1日8時間の労働スタイルが標準なのか…?と思い至り、ググってみたら、そのまんまのタイトルの記事がありました笑
ざっくり、記事で書かれている経緯は以下のようなもの(かなりざっくりまとめています。悪しからず)
また、別の記事では以下のように述べられています。
働きすぎないほうが結果良い、ということに気づいた方がいたおかげで、今の状態に改善されているのですね…。知らなかった。感謝しなければ。
上記を読むと、同じような流れが到来しているようにも捉えられます。
今後、取り組み企業の成果が積み重なっていくと、フォードのような流れがうまれそうです。
サマーウィークのように特定の期間だけでも
先の記事「Companies That Offer a 4-Day Work Week in 2024」で紹介されていた企業の中でユニークだなと思ったのがBase Campです。
おそらく年中週4日勤務が厳しいが故のものなのかもしれませんが、期間を決めて導入する、というのは面白いなと思いました。
以下の記事でもパイロット的に始める、というのをオススメしています。
一律に導入よりも、段階的にやるほうが少しずつ課題の発見・改善が進められそうで良さそう。
集中して働くとき、稼働を減らして働くとき
色々つらつら書きましたが、私は人生の中で長時間労働で集中して働くとき、稼働を減らしてエコモードで働くとき、とそれぞれでペースが選べたら良いと思っています。
20代で体力もたくさんあって「よしやるぞ!」というときには、本人の体調とメンタルを崩さない範囲で集中的に長時間やってしまう時期があっていい。一方、子育てだったり、ちょっと休みながら仕事したいみたいな時期に稼働を落として働く時期もあっていい。
人生のそれぞれライフシフトする時期に稼働を調整できる・選択できる世の中であるほうが良い。人生という長い時期でなくても、「1年の中でこの時期は私はペースあげる」「1年のこの時期はペースを落とす」みたいに1年の中で調整するのもアリだと思う。
それぞれの人のペースでそれぞれに選択や調整ができて、うまくバランスがとれていく…といった時代になったら、燃え尽き症候群やらワーカホリックといったものも減っていくのではないか、というのが私の見解です。
ギャンブル依存症やアルコール依存症、DV等の社会的な負の問題について、長時間労働のように常にフル稼働で働くことを強要されている構造が要因なのではないか、と私は思っているので。
働き方を変えることが、こういった依存症等の疾患の解消に繋がっていく可能性がある、と都合よく考えています。
(もちろん根拠がないわけではなく、男尊女卑依存症社会という本を読んでそういった考えに至ったのですが。それについては、おいおい別の機会に書きたいと思います。)
少しずつ少しずつ、働き方を選べる時代がくるといいな。
まずは「週4日勤務」を自分自身が実現できるようになることから、ちょっとずつ模索していってみます。