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品質を上げ、コストを下げる、自動化設備のエキスパート / 株式会社深見製作所


 ものづくりをする工場では欠かせない、自動化設備や専用の組み立て機械などをオーダーメイドで作っている『株式会社深見製作所』。
 
自動車業界をはじめ、半導体業界や医療機器、食品業界など、あらゆる日本の製造業に対して製品を作り、届けてきました。

 最初は旋盤加工の鉄工場として、1960年に各務原市の鵜沼で創業。ダイカスト部品の旋盤加工をしていく中で、部品や製品をより早く加工できるような治具(じぐ)作りをスタート。だんだんと他の加工工場からも治具の依頼が来るようになり、治具の設計製造を通してさまざまな企業での省力化に貢献するようになりました。


 そこから時代に合わせて、ロボットを使ったりなど自動で加工ができるような治具の開発が進み、現在の深見製作所でメインの事業ともなっている自動化装置の設計・製造につながっていきます。

 自動車の組み立てに関する自動化装置や、梱包用の産業機器、住宅用の機器など、設計・製造している自動化設備は多岐にわたります。

 さまざまな種類の装置をお客様に合わせて少量生産するオーダーメイドのものづくりは、時間も手間も技術力も必要になるためなかなか大変なこと。
「深見さんとこはよくやってるなぁ。」と言われるほど、他社が参入しづらいやり方だからこそ、それが強みとも言えます。

 特に得意とするのは、製品の組み立てや検査に関わる自動化装置です。

 例えば組み立て装置。
 レーザーを使って樹脂部品をくっつける溶着装置や、部品同士を圧力をかけて変形させて組み付けるカシメ装置、超音波カッターなどを使って素材をカットする切断装置など、さまざまな加工に合わせた自動化装置があります。また、ロボットを使うことで一台の装置で何種類もの加工作業に対応する複合的な自動化装置も得意とのこと。

 検査装置もさまざまな種類があります。

 カメラで撮った画像データを処理して加工の欠陥などを自動検査する装置は、今まで人間が目視で行っていた検査を画像処理技術によって自動化することができます。
 製品における寸法の間違い、位置のずれ、間違って組み上がっていないか、傷や異物の有無などを、画像検査装置で正確に発見できるのはものづくりにおいて大事なことですよね。

 他にも、組み立てられた製品が正確に動くかどうか、実際に動かして検査する動作検査装置なども。
 最終的にユーザーの手に渡るまでのあらゆる検査を正確に行う、ものづくりには欠かせない装置ばかりです。


 できるだけ少ないコストで生産ができ、そのために必要十分な機能を満たす自動化設備はどんな仕様であるべきか、常に研究し続け、クライアントに提案している深見製作所さん。これまで、一人一人の技術者の多くのノウハウが蓄積されてきました。

 機械を自動化することで精度の高い製品が効率よく生産されるようになり、何より人も働きやすくなります。
 
 これからは、自動化されていない分野に対して、技術や知恵を提供して、新しい貢献を作っていきたいと考えているそうです。



はいてくヒルズで体験できること


●ワークショップ

①検査装置の動作展示

製品(部品)の形状の違いによる良品、不良品を認識させるための、検査装置をご覧いただけます。

開催時間:10:00~16:00 随時受付
所要時間:15分程度
定員:5名程度

②ワークショップ『搬送プログラミングをしてみよう!』

物をつかんで、決められた位置まで動かすためのプログラムを作ってみましょう。プログラミングに興味がある方、じっくりものづくりに取り組んでみたい方、ぜひご参加ください。

開始時間:10:00~ 13:30~
所要時間:60分程度
定員:3名

予約:いずれも不要(先着順にて)
場所:テクノプラザ本館4階 



企業情報

会社名 株式会社深見製作所
住所 岐阜県各務原市テクノプラザ2丁目36
TEL 058-322-5518
http://www.fukami-s.co.jp/
https://www.instagram.com/fukami_meka/

※当日の体験は会社の住所ではなく、テクノプラザ本館4階までお越しください




『はいてくヒルズ』は、お子さまから大人まで楽しめる、地域一体型のオープンファクトリーイベントです。

【はいてくヒルズ】
開催:11月4日(月・祝) 10:00-16:00
会場:岐阜県各務原市テクノプラザ内
・工場&倉庫見学:各企業
・ワークショップ:ものづくり支援センター(本館4F)
・飲食出店あり

詳細はこちら↓