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世界中で使われる「電気を通す印刷技術」を知ろう / メッシュ株式会社


 

 スタイリッシュな外観が印象的な『メッシュ株式会社』。 
産業用金網や業務用ふるいなどの他、スクリーン印刷用スクリーンの製造・販売・関連代理業務を業態として1948年に創業し、現在は大阪の本社を中心に海外まで広がる、スクリーンマスク・フォトマスクを製造する企業です。 

 ここテクノプラザの『SP LABOratory』は2000年に開設され、高精度な製品を作るための研究拠点となっています。 

 仕組みとしては、細かい網目状のもの(スクリーンメッシュ)をフレームに張り付け、紫外線で感光する樹脂を塗り、原版になるものを貼り付け、強制的に紫外線を当てたものが製版となります。実際の印刷は、その上にインクなどを出して圧をかけて完成です。
 その製版・原版(フォトマスク)を作って販売しているのがメッシュ株式会社です。

 その「印刷」は、私たちが想像するような紙にプリントしたり、Tシャツにデザインをプリントしたりする「色をつけるためのもの」という用途だけではありません。なんと、私たちが毎日使っているスマホや家電などの中にある電子部品や半導体、ソーラーパネルなどにも高精細なメッシュ印刷の技術が使われているとのこと。
 色をつけるためのインクだけではなく、電気を通すためのインクがあるんですね。

 印刷の技術を使って小さな小さな基盤も作られているってとても不思議。しかもこれらは全て1点ずつオーダーメイドで作られています。

 髪の毛の何十分の一も細い、数ミクロンの細さのものまで印刷できるような製品を扱うため、メッシュさんの工場は目に見えないホコリなどの異物が入らないようなクリーンルームになっています。
 
また、室温も23度前後、湿度50%前後に常に保たれているとのこと。環境を完璧に整えて、精度の高いものづくりをされているんですね。

 さまざまな企業の商品開発のための製造を請け負うためとても機密性が高いので、普段はなかなか製品や工場を見ることはできません。
 でも、家電、スマホ、パソコンなど、世界中のいろんな場所で岐阜のメッシュさんの製版を使った印刷技術が使われているかもしれないと思うと、なんだか嬉しくなりますよね。

 今回のはいてくヒルズでは、スクリーン印刷とその製版の仕組みを知ってもらうために、実際にスクリーン印刷を体験してみるワークショップを開催します。

 テクノプラザに来る子どもたちを増やしたい。なかなか知られていないけれど、世界中で使われる身近な製品を作るための、重要な役割を果たす製品作りをしていることを知って、興味を持ってもらいたい。
 
そんな思いを持つメッシュさんで、まずは楽しくワークショップを体験してみてください。




はいてくヒルズで体験できること


写真はイメージです

●ワークショップ

『トートバッグにスクリーン印刷をしてみよう』

スクリーン印刷の技術を楽しく体験できます。
こちらでご用意した無地のトートバッグに、自分で印刷をしてみましょう。印刷されたトートバッグはお持ち帰りいただけます!(無料で参加できます)
※枚数に限りがございます

開催時間:10:00~12:00、13:00〜16:00の間は随時受付
所要時間:10分程度
予約:不要(先着順にて)
場所:テクノプラザ本館4階 



企業情報

会社名 メッシュ株式会社 SP LABOratory
住所 岐阜県各務原市テクノプラザ1丁目50
TEL 0583-79-3200
https://www.mesh.co.jp

※当日の体験は会社の住所ではなく、テクノプラザ本館4階までお越しください




『はいてくヒルズ』は、お子さまから大人まで楽しめる、地域一体型のオープンファクトリーイベントです。

【はいてくヒルズ】
開催:11月4日(月・祝) 10:00-16:00
会場:岐阜県各務原市テクノプラザ内
・工場&倉庫見学:各企業
・ワークショップ:ものづくり支援センター(本館4F)
・飲食出店あり

詳細はこちら↓