見出し画像

ジャンルカ・ペッソットという男

はい、大好評?スーパースター"じゃない"列伝シリーズ第3弾。今回は90年代から00年代に活躍したTHEいぶし銀の登場です。
プロフィール
・名前 Gianluca Pessotto(ジャンルカ・ペッソット)
・生年月日 1970年8月11日(52歳)
・背番号 7
・在籍期間 1995-2006

と、簡単なプロフィールを列記しましたが、明日お誕生日ですね!おめでとう!

それはさておき、ユーベでのキャリアですが、ミランのユース出身なんですね。そこから数クラブを渡り歩き、1995-1996シーズンにトリノから加入。
派手さのない選手なのではっきりは覚えてませんが、加入してすぐに左サイドバックのポジションをほぼ手中にしていたように思います。そしてそのシーズンはなんと言ってもCLを制覇したシーズンでしたので日本での露出も増えた頃ですね。気づいたら当たり前のようにそこにいる、という印象の選手でした。
ユーベでの活躍を土台に成長し、1996年にはアッズーリデビュー。とはいえ、当時のアッズーリの左サイドバックはパオロ・マルディーニ。不動中の不動。ペッソットはボランチもこなせるユーティリティプレーヤーとして主にバックアップだったように思います。
そんなペッソットのハイライトは1998年ワールドカップ、準々決勝フランス戦。
ボランチのポジションで先発出場したペッソットはフランスのエース、ジダンのマンマーク役として活躍。見事に完封してみせました(試合は0-0からPK戦で敗退)。やるときゃやるぜ!ペッソット!ただの地味な若ハゲじゃないぜ!というところを存分に見せてくれましたね。
そんなペッソット、普段は物静かな眼鏡の似合うインテリジェンスに溢れた風貌から"プロフェッソーレ"と呼ばれていたそうです。ちょっとマット・デイモンにも似てますよね。


アッズーリとしては98年ワールドカップと00年のEUROを経験、ユーベでも11年の在籍で6度のスクテッドに貢献。惜しまれつつも05-06シーズンをもって引退。そのままチームマネージャーに就任しました。
就任直後の2006年6月、ペッソットはユベントスのクラブ事務所の屋上から飛び降りるという大騒動を起こしてしまいました。このときは今と違って現地の情報がリアルタイムで入ってくるわけではないので、ものすごく心配しましたね。一説には鬱病に悩んでいたなんて言われていますが、カルチョポリの真っ只中にあって、色々と心労もあったのでしょう。ドイツワールドカップの真っ最中にあったアッズーリから、デルピエロ、フェッラーラ、ザンブロッタの3人がチャーター機でトリノへ駆けつけた、なんてこともありました。


幸い一命を取り留め、大きな障害が残ることもなく、その後はユベントスレジェンズの日本遠征でもその姿を日本のファンにも見せてくれました。
今はなにをしてるんでしょうね?ちょっと探してみたけど見つからなかったので、その後の消息情報コメント欄にお待ちしてます!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?