鉄棒がわたしに教えてくれたこと
なんで鉄棒?
鉄棒(てつぼう)
幼少期には学校やら遊びで毎日のようにやっていたのに、大人になってやらなくなったことのひとつ。
なぜかずっと気になっていたんですが、大人になって公園で鉄棒するのは抵抗があって、さらにうまくできなかったら恥ずかしいという気持ちが強かったんです。
6月中旬以降、わたしは自分自身を見つめる時間を作り、やりたいことをやろうという方針の下でとにかく行動することを意識してきました。
その流れでついにドキドキしつつ、今月初めに鉄棒の前に立ちました。
いきなり・・・
いきなり逆上がりという無謀なことをしたものの、なんと1回目は成功!
ただ感じたのは・・・
「重い!特にお尻が重い!さらに腕の力がそれに伴ってない!!」
あまりにも意識と身体のギャップ感がすごい!!正直「ええー!!」って感じでした。
その後は回り切れず・・・腕もパンパンになり、負け戦の後のように帰途に着いたのでした・・・
悔しい気持ちから引き続きやろうと決意したのでした。
毎日やれば変化は・・・
それからというもの、毎朝鉄棒の前で逆上がりや前回りをするようになりました。
しかし悲しいかな、回数は少しずつできるようになったものの、なかなか変化が起こらない・・・
焦りからか、もう一段高い鉄棒に挑戦することにしました。
1度目・・・逆上がれず!やはり予想以上に距離感がある!!
2度目・・・わずかに足りない!!
3度目・・・思い切って、自分の体を振り回すイメージでやったらできたーっ!!
しかしその瞬間、腕と背中などがビキビキいきました。
(なんという破壊力!!)
さすがにこれ以上は危険と判断して、1回出来ただけでOKとして、帰宅しました。
すると意図していない変化が現れます。
腰が・・・痛い・・・股がつるような違和感がある・・・
普段使わない筋肉などをいきなり使いだしたためか、身体が悲鳴を上げ始めました。
(そういう変化を求めていたわけではないんだけどな・・・)
ついボヤいてしまいましたが、さすがに次の日はお休みすることにしました。
戸惑いと気づき
あれ???
お休みをはさんで、一段低い鉄棒で逆上がりをすると、スムーズにやることができていることに驚きました。
何回か回ってもダメージが少ないのが自分でもわかります。
(休んだだけが原因じゃないな・・・この感覚は・・・)
そこで一段高い鉄棒で挑戦してみます。
するとあっさり逆上がりが前回よりも楽にできたのです。
一瞬よくわからないと思いましたが、すぐに理解しました。
(これが目標を少し高めに設定して、挑戦することの産物)
少し難しいことに挑戦すると、それよりも低位のものは楽にできるようになる。要はコツを掴んだり、目線が変わることで気持ちの壁が壊れたのだと。
よく言われる話ですが、まさにそれを体感すると感動しますね。
鉄棒をやりたいと思ってずっとやらなかったままだったら・・・このことに気づくことはできませんでした。
傍から見ればくだらないことで、当たり前のことに気づいているなという批判をする人もいるかもしれません。
ですが自分にとっては貴重な体験であり、気づきでした。
それは自分にとっての宝物になるかもしれません。
数年前からやりたくて仕方なかったものにこの調子で手をつけていったら、どういった効果をもたらすのか?それが実に楽しみになってきました。
あなたにも今回の鉄棒のようなものはありませんか?