メッチャ良い事&メッチャ悪い事
「メッチャ良い事出来る人は、メッチャ悪い事出来る人。」
これは昔から聞いてたけど、全然言葉の意味を理解してなかった。
そんな事をふと思った。まぁ腑に落ちたというか。
今までは常識破りの型外れな人が起こす行動に「メッチャ良い事」と「メッチャ悪い事」の二つがあると思っていた。
例えば政治で国を動かすような人が、弱者を救う政治をする裏で殺人や愛人が何人もいたり。
その人の行動の振り幅が良い事と悪い事と思っていた。
しかし、よくよく考えたら違うような気がしてきた。
簡単に考えて、
「めちゃくちゃ良い事は世界を救う事で、
めちゃくちゃ悪い事は世界を壊す事」
だとする。
地球規模で環境問題を考えれば、この環境を改善しようと人口を減らそう。このシーソーゲームを躊躇なく出来る人の事なのかもしれない。
例えばフィリピンのドゥテルテ大統領は国をよくする為に麻薬撲滅運動として警察官を使って麻薬中毒者を6000人殺害した。
織田信長が比叡山を焼き討ち、僧侶達を容赦無く首を刎ねた。
それも当時の比叡山の僧侶達が禁を破り、宗教者としての本分を果たしておらず、かつ織田信長の敵対する勢力に協力した為、禅宗や法華宗に信仰心を持っていた織田信長はその行動をとった、と最近の研究では言われている。
一つの行動が他人からしたら「良い」or「悪い」と揶揄される。
いくつも良い事が出来る人は、いくつも悪い事が出来る、という意味では無く、
「誰かにとってのメッチャ良いしようと思えば
誰かにとってメッチャ悪い事になる」
ただそれだけの事なのかもしれない。
その振り幅だから「ちょっとしか良い事出来ない人は、ちょっとしか悪い事出来ない」という事も納得が出来る。
善悪の判断と価値基準は人によって、また時代によって様々だ。
今を生きている俺は、死後この世で語られる事などないだろう。
それで良い。このまま自分の思うままに感じるままに正直に生きて、自分で自分を満足させれるような生き方をしていきたい。