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私が書く理由

小さい頃から文章を書くことは好きだった。
小学生の頃、夏休みの作文で原稿用紙14枚分書いたことがある。
何について書いたか覚えてはいないが、
ただ、書くことが好きだった。
テレビを見ながら、人が話している内容を指でなぞるように文字起こししていた時期もある。

辛いとき、紙とペンだけが自分の味方だった。
誰にも言えない気持ちを筆に載せて、紙に吐き出していく。
この習慣は12歳の頃から始まった。

私は小学校卒業と同時に、アメリカに引っ越した。
もちろん英語など話せるわけがない。
日本人が一人もいない現地の学校に通い始め、自分の人生の中の「暗黒の2年」が始まった。
毎日毎日、泣いた。
思春期も重なり、日々色んな気持ちが脳内を埋め尽くした。
溢れだす感情をひたすらノートに書き起こした。(きっと英語が話せない反動もあったのだろう。)
この頃始めた「日記を書く」という習慣は今でも継続していて、
多分、人生で唯一続いていること。

日記帳は自分の居場所だった。
心のよりどころだった。
書くことで、思考を整理できるし、自分を客観的に見ることができる。
そんな、「自分のため」に書いてきた文章。
この言葉たちが、見知らぬ誰かの心に響く可能性があるのだとしたら・・・
少しでも、
「こういう人もいるんだぁ」、「こういう考えもあるんだぁ」って思ってくれたら。
知らない誰かの心に、少しでも、
ふわっと暖かい風を吹かせられたら・・・

そんな期待と希望を込めて、自分の言葉たちを公開すると決めた。

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