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失敗って悪い事じゃない!

3月16日(火)

こんばんは。嘉陽田大也です。

今日は、昔の自分に伝えたい「失敗」について記していきます。昨日の学びのアウトプットです。

【一番初めに一番大事な事を伝えます。】

失敗とは、

①データが取れなかったこと

②データを活かせなかったこと

この2つ。

これを読んだだけで、価値があるので、あとは過去の自分に向けて理学療法士の業務を例に記します。

失敗は、

先ほどの①、②とありましたが、

②はなんとなく分かると思います。

ただ、①が自分はできていなかった。

①はどうすればできるようになるのかを今日は分解していきます。

①のデータを取れなかった理由は、これです。

⑴データを取る重要性がわかっていなかった。

⑵なんのデータを取っていいかわかってなかった。

この2つです。

それぞれ詳しく解説していきます。

⑴データを取る重要性が分かっていなかった。

なぜデータを取らなければいけないのか。これは、次の②の失敗に似ていてしていますが、そもそも、失敗が次に活かせることを知っていなかったからです。

運動器の理学療法では、痛みや痺れなどの体の不調が訴えで来院する方が多いです。

それに対する治療としては、エビデンスに基ずくものや、患者さんの満足度が高いマッサージを提供しているだけでは、①データを取っていない事に繋がります。

では、⑵のなんのデータをとっていいか分からない。という問題も一緒に解決策を記します。

⑴、⑵の解決策は、仮説を立てる事です。

具体的に説明します。

例えば、首が痛い人が来ました。この時点では、何が問題で痛いかわかりません。

ヘルニアなのか、変形性関節症なのか、筋性なのか、末梢神経の問題なのか絞り切れていません。

そこで仮説を立てます。ここでは、ヘルニアと仮説をたてた事にします。

ヘルニアの症状は、神経症状、疼痛、感覚障害、そして頸部屈曲での痛みがあると可能性が高くなります。その症状があるか問診し、その症状が当てはまるのかデータを取ります。

例として、感覚障害なし 神経症状なし、頸部伸展で痛みがある。というデータが取れた場合、頸椎の神経根症状由来のヘルニアである可能性が低くなりました。

という事は、ヘルニア以外の問題があると考えられます。

という流れのなかで、既に①のデータを取れていない、②のデータを活かせていないという失敗を逃れていることにお気づきでしょうか。

①ヘルニアの症状という仮説を立て、ヘルニアに関する情報収集をする。

②ヘルニアの症状とは違うため、違う問題があると考え、別の問題点を探る。

という感じです。

①のデータを取れていないを分解すると

⑴データを取る重要性が分かっていない

⑵なんのデータをとっていいかわからない

という問題になるとお伝えしました。

その問題を解決するためには、仮説を立てる事。 

そしてその仮説を立てるには、最低限、疾患や症状に対する知識が必要です。

ということでやる事は、データをとるための最低限の情報収集をする。から始め、その情報を活かし、その人の症状に対する仮説を立て、データを取る。

その取ったデータを②として活かし、次の問題点となりうるところにアプローチする。という事を行うと失敗は防げます。

自分は過去に、その場で結果を出すことだけが成功で、結果を出せなければ、失敗という勘違いをしていました。

過去の自分に伝えたいのは、その場での結果が出なくても、データを取りさえすれば、患者様の問題解決に近づいている。 という事を伝えたいです。

今は失敗して悩んでいる方も、これを知ったからには、目標に近づくはずです。

もし行動して、結果が出た際は一緒に胴上げしましょうね。

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