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「はこいり○△□」のリスペクトパズルを作りたい話(中編)

前回のあらすじ:
「はこいり○△□(マサシ)」のリスペクトパズルを作りたいと思いつつ、その○△□を使ったパズルシステムからは良いアイディアが全く思い浮かばなかった はいびじー。パズル名のアプローチで考えてみようという苦肉の策を打ち出したまでは良かったものの。。。

「はこいり○△□」のリスペクト作のアイディア、まずはパズル名から…ということで暫らく考えていたのですが、良い案がなかなか見付かりません。

頭が煮詰まった頃、ふとWeb newsを見たところ、たまたま大相撲の「番付表」を目にしました。

番付表の枠内に、「横綱」「大関」「関脇」以下、漢字がビッシリと綺麗に敷き詰められて並んでいます。

ん? これは、どことなく「箱入り娘」を彷彿とさせるじゃありませんか!

ひ、閃いた!!
これだ! これしか無い!!

『はこいり力士(リキシ)』

うんうん、「はこいり○△□(マサシ)」と韻を踏んでいるような発音も良いぞ!(いやいや、「シ」しか合っていないじゃん!!)

パズル名はこれで行こう!(一度思い込むと、もう止まらない はいびじー)

伝説の名横綱「千代の富士」の如く、電光石火の取り組みで、パズル作りを開始しました。
で、モチロン肝心なのはルールだ。

相撲と言えば、「角界」

ここは「角」の文字にこだわった敷き詰めパズルで行こう!
(なぜ、そんな思考になる?!)

登場する駒は全て四角形。横綱のような大きな四角形、前頭のような小さな四角形、織り交ぜて箱に詰めるようなパズル。

角界らしく、四角形の四隅の「角」を明らかにして、敷き詰めを推理させるパズルに仕立てたらどうなるだろうか?

そんなこんなで検討の末。。。

よし、出来た!
いざ、勝負!! ハッケヨイ!

はこいり力士(原作:はいびじー)

ルール:
・盤面の点線に沿ってタテヨコに線を引き、盤面をいくつかの駒(長方形まはた正方形)に分割しましょう。
・駒の四隅のマスには「角」の文字が必ず配置されます。
「角」の文字が四隅のマス以外の場所にも配置されている駒もあります。
・駒の中の「角」の文字のある位置は、その駒の上下方向かつ左右方向に線対称配置となります。
・盤面にある駒は、互いに全て違う形の四角形となります。盤面に同じ形の駒が2個以上あってはいけません。
(※駒を回転させて同形状となる場合も同じ駒とみなします。)
(※「角」の文字のある位置が違っていても、同形状であれば同じ駒とみなします。)


まずは、幕下の例題から行くよ!

例題
例題の答え

Penpa+でも遊んでみてね!


では、取り組み本番!

①答えは本記事の巻末で

Penpa+でも遊んでみてね!


もう少し勝負をしたい?
では、取り組みをもう一番。

②答えは本記事の巻末で

Penpa+でも遊んでみてね!


「・・・」

「・・・・・・」

「敷き詰めパズルとして、ギリ、及第点には仕上がったかなぁ。。。」


四角形に領域分割する観点で「四角に切れ」のテイストが根底にありつつも、盤面に数字が無いため、割と独自性は出せたような気がします。

でも、おそらくこのパズルは大盤面には向かないパズルですね。
盤面に登場する四角形の形状の重複を確認する作業が面倒だもん。
大きな駒を多く使う作問であれば、大盤面でも面白い問題が作れるのかな?

あと、見た目的に、漢字が醸し出す「圧」が強いかなー、、、
先の新年に「おみくじパズル」を考案した時もそうでしたが。
このパズルの仕組み上、使う表記は漢字ではなくても良いので、デザインの改良は今後の課題としておこうかな。


さて、今回、確かにリスペクト作品は完成しました。
…でも、何だろう、、、僕の中に燻るこの不完全燃焼な感じは。。。

「果たしてこんな作品で良いのだろうか…?」

だって、あの世界的に有名な「はこいり○△□」のリスペクト作だよぉ~。

僕のリスペクト心(?)はこんなもんじゃない!

うむ! これは、アレだ!
もう一本、リスペクト作の考案をする他あるまい。(何故そうなる?!)
そして、パズル名から入るアプローチは悪くない、きっと。(何故そうなる?!×2)

→ 更に混迷を極める次回に続く!!


記事中の「はこいり力士」①の答え
記事中の「はこいり力士」②の答え


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