中国駐在で引っ越し?要るもの要らないもの。
近くて大きいお隣の国、中国。この国で住む日本人はとても多く、2022年のデータではなんと10万人超。超円高時代に製造業の企業がこぞって中国に工場を作ったので、駐在員として赴任してくるサラリーマンとその家族もたくさんいます。
海外に引っ越しとなるとまず考えるのが「何を持っていけばいいのか。」今回は現役の中国駐在員の僕が本当に要るもの、実は要らないものをご紹介します。
筆者について
中国駐在は10年ぶり二回目、延べ5年目(江蘇省と広東省)
中国以外にもNZ(ワーホリ)とタイ(駐在)に在住経験あり。
既婚、単身赴任
意外といろんなものが手に入る
大前提として、現代の中国ではネットで結構いろんなものが手に入ります。僕が初めて駐在していた2010年前後もあるにはあったのですが、当時とは比べ物にならない充実度。
日本のamazonに比べれば配送に時間はかかるものの(国土が大きいですからね)、かなりのものが買えます。ここを抑えておかないと無駄なものを持ってくる羽目になるので注意が必要です。
僕が日頃ネットで買っているもの
日本のビール(中国製造のキリン一番搾り)
ウイスキー(ジムビーム)
炭酸(タイのシンハーブランド。炭酸強め)
ワイン(チリのMONTESや箱ワインのFRANZIA)
焼酎(黒霧島)
コーヒー豆(中国雲南省産。最近日本でも流行っていて、美味しい。)
缶チューハイ(氷結)
オリーブオイル
などなど。僕の場合は会社が定期的に日本食品を送ってくれるので買っていませんが、コシヒカリなどの日本米や味噌なども買えます。考えてみたら中国中に日本料理屋も大量にあるので、ある程度は何でも揃うんですね。
↑は最大のECサイトの一つである京東(ジンドン)で「日本食品」と日本語で検索した結果です。味噌でもラーメンでもゆずぽんでも売ってます。
日本からの持ち込みが必要なもの
とはいえやはり外国ですから、どうしても持ってこなくてはならないものがあります。
ノートパソコンとキーボード
PCやキーボードなんて売ってるでしょ?と思うかもしれませんが、日本人が使うキーボードは実は超ガラパゴス仕様です。
JISキーボードと言う日本語の印字が入ったキーボードですが、配列自体も日本独自なのでほぼ日本でしか買えません。
ノートPCを大きな画面につなぐ場合は外付けキーボードも必須です。僕は都合3台持ってきました。
僕はRealforseという高級モデルを使っていますが、おすすめです。疲れ度合いも変わってきます。
最近はPCは使わないという人も増えていると思いますが、外国に住んでいると様々な申込みや手続きがあるので一台持っておくと便利だと思います。
電子辞書
中国に来る以上、中国語を避けて通ることはできません。学習スタイルは様々ですが、僕は電子辞書をおすすめしています。
スマホの翻訳アプリで大丈夫だと言い張る人も多いのですが、上級者か、もしくは全然上達しない人が多い印象があります。
スマホでやり取りしている最中に使いたいものなのに、いちいち翻訳アプリと画面をいったり来たりするのは非常に効率が悪いです。実は中国でも買えるのですが、日本で買うほうがだいぶ安いので買って持ってくるのをおすすめしています。
僕は英語も中国語も話しますが、電子辞書はカシオ一択です。圧倒的に使いやすい。実は一度浮気してキ◯ノンのを買ったことがあるのですが、使いづらすぎて買い替えました。
数年の在住経験でも、語学はかなり大きな差がつきます。少し大きい出費ですが、スタートダッシュを決めるためにもぜひオススメです。
語学学習は熱いうちに打てで、しばらくしてからやろうと思ってもやる気が出ません。来た瞬間から肌見放さず持ち歩いて勉強するくらいだとグッと伸びやすくなります。
電動歯ブラシ
こちらもまぁ中国でも買えるのですが、日本のほうが安いです。昔は100Vしか対応していなかったので変圧器が必要でしたが、最近のは100~240V対応になりそのまま使えます。
こちらはPanasonicのドルツをおすすめしています。理由は、10年以上前に中国に行くときに買ったやつがまだ動いているから。
今回せっかくだから新型に買い換えましたが、10年以上持ってしまう日本製品はやはりすごい。信頼のPanasonicです。替えブラシも10年前と同じ規格なので、おそらくずっと使えるでしょう。
コンソメ
何故か意外と手に入らないのがコンソメ。小さくてしばらく持つので、一時帰国のたびに買ってきたら過剰在庫になってしまいました(笑)
僕はキューブタイプを使っています。中国の食材はめちゃくちゃ安いので、好きな肉と野菜を買ってきてコンソメで煮込むだけで結構美味しいスープになります。
ソフトクーラーバッグ
これは本当にオススメです。ソフトクーラーバッグ。
普段もまぁ使えるのですが、真価を発揮するのは赴任時や一次帰国時。これに保冷剤と冷凍食品を入れてスーツケースに入れることで、日本の高品質冷凍食品を持って帰ってこれます。
羽田↔広州空港間は大丈夫ですし、一度3時間の遅延があったときもなんとか大丈夫でした。冷凍食品それ自体が保冷剤にもなるので、チルドの食品も持ってこれます。
僕はセブンイレブンの金のハンバーグやピザ、パスタシリーズを持ってきたりしています。これが冷凍庫に入っているだけで幸せを感じられるのが海外生活です(笑)
要らないもの
張り切って買い集めたけど、実際は要らなかったというものは必ず出てきます。僕は今回4回目の海外生活ですが、やはりそれなりに出てしまいました。
紙の本
要らないです。どうせ買い増しもしにくいので、これを機に電子書籍にしてしまえばOK。色々な会社が出していますが、最大手であるAmazonのKindleで良いでしょう。
リーダーもスマホやタブレットでもいけますが、読書家ならPaper whiteを用意したいところ。電子インクなので紙に近い読み心地で目も疲れません。バックライト式ではないので、晴天のビーチでも読めるすぐれものです。
これの良いところは圧倒的に電池持ちが良いこと。1週間程度の出張なら充電不要で帰ってこれます。片手でページもめくれるし、普通に読む本(辞書的な使い方じゃない)ならむしろ紙の本より優れている点も多いです。
ちなみに僕はKindle書籍を出版してたりしています。Unlimitedという読み放題サービスでも読めますので是非(笑)
中国語の教科書
今回もはりきって持ってきたのですが、使いませんでした(笑)
外国に住んでみるとわかりますが、実際に使う言葉と教科書に載っている言葉には随分違いがあります。基本のキの部分は本で学んでもいいかもしれませんが、そこら中にネイティブが要るので彼らと交流して学ぶほうが早いです。
電子辞書を持って中国人とできるだけ交流しましょう。
基礎知識は必要なので、こういう入門書はアリだと思います。中学英語で習う英文法の半分程度わかればOK。It's easy for me to learn Chinese.くらいですかね。
コーヒー用品
これは意外だったのですが、10年前に比べて中国ではコーヒー文化がめちゃくちゃ浸透しています。少し高いですが、コーヒー用品は基本何でも手に入ります。
むしろコーヒーの豆を挽くグラインダーなんかは中国製品が日本でも大人気です。
僕が愛用しているのは日本でも大人気のTIMEMOREですが、これは中国企業の製品なので中国で買ったほうがだいぶ安いです。
こういう臼型のミルで挽くだけでコーヒーの味は格段に変わるのでオススメです。高い豆にするよりミルを買えたほうがコスパ良し。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今後も随時加筆修正していきますが、海外への引っ越しのときってやることが多すぎて、考えがまとまらないものです。
究極的にはパスポートとお金さえあればなんとかなります。
駐在であれば一時帰国のときに買ってくるとか、出張者に持ってきてもらうとか色々方法はあるので、気軽に考えてみてもいいのかなと思います。
では再见!
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