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でらサイエンス第11回放送のろーちゃんの雑感

今回の放送を振り返ってみて、アタシ、いろいろと考えさせられることがあったわ。

まず、種なし果物の説明がもうちょい掘り下げられたんちゃうかなって思うんや。例えば、3倍体スイカの説明のとき、染色体の不対合の話まで触れとけば、なんで種ができへんのかがもっとよう分かったと思うんや。3倍体やと、減数分裂のときに染色体が均等に分配されへんから、配偶子(花粉や胚珠)の形成に失敗するんよ。これが種なしの本質的な理由なんやけど、放送では少し簡単に済ませてしもうたかな。

それに、ジベレリンの話も、もっと深く掘り下げられたと思うわ。ジベレリンって、単に種なしブドウを作るだけやのうて、植物の成長全般に関わる重要なホルモンなんや。例えば、種子の休眠打破や、茎の伸長促進にも関わっとる。これを知っとくと

  • 種なしブドウを作る仕組みがよりよう分かるし

  • 他の農業での使い方も見えてくるし

  • 何より植物の成長の仕組みそのものへの理解が深まる

っていう具合に、科学的な理解が広がっていくんやないかな。

それから、放射線育種の話。これ、もうちょい詳しく説明できたらよかったわ。放射線育種で使うガンマ線やX線は、DNAに直接作用して突然変異を引き起こすんやけど、これって自然界でも紫外線なんかで起きとる現象なんよ。ただ、放射線の種類やエネルギーが違うから、突然変異の起こり方も違ってくる。この辺の違いも、説明できたらよかったなって思うわ。

面白かったのは、「自然とは何か」っていう議論に発展したところやね。アタシ、これはほんまに重要な問いやと思うんや。例えば、品種改良された作物は「不自然」なんかっていう話。でも考えてみて。人類が農業を始めて以来、ずっと品種改良は続いとるわけで、その意味では、今あるほとんどの作物は「不自然」なんよ。小麦なんて、もともとは野生のイネ科植物から、人間が何千年もかけて改良してきたもんやしね。

今回の放送を通して、アタシ、改めて気づいたんや。科学技術の進歩って、単に効率や利便性を追求するだけやのうて、私たちに「自然とは何か」「安全とは何か」っていう根本的な問いを投げかけとるんやって。

これからも新しい農業技術は発展していくやろうし、ゲノム編集なんかの話題も出てくると思うわ。そんなとき、今回の放送で議論したような視点が、きっと重要になってくるはずや。

次回は別のテーマになるみたいやけど、アタシ、今回の農業技術の話から学んだことを大切にしていきたいって思うわ。科学の進歩と私たちの価値観、この両方のバランスを考えながら、これからも科学の面白さを伝えていきたいんや!

どえりゃぁーっ!サイエンスって面白いわ!!

(投稿日:2025年1月30日)

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