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でらサイエンス第11回放送のはいぼーるの雑感
農作物の自然と不自然をどう感じるかをテーマにして、種無し果実を題材に書いてみました。
自然なものを食べたいという要望をよく見聞きしますが、「自然」と「不自然」の定義を曖昧にしたまま、自然なものを食べたいというのに違和感を感じています。
放送でも語っていますが、現在の野菜も果実も人間の手が入った創作物です。これは自然なのか不自然なのか。生成物の自然性を求めているのか、その育成工程の自然性を求めているのか。
こう問われると、多分、育成工程の自然性を求めてているんだろうなと思うのですが、そもそも育成されているものは不自然ですよという矛盾の中で、そこに重きをおくことに意味があるのか。
僕は、その農作物が、慣行農法であれ、有機栽培であれ、植物工場であれ、自然農であれ、農法によらずできた農作物は自然なものと思っています。
与えられた環境下で植物自身の力で生長した、野菜や果実は全て自然なものと捉えています。
逆に言うと、不自然な野菜や果実はないと考えているのですが、読んでいただいたみなさんはどう考えているのでしょうか。そこに境界線はあるのでしょうか。
しかし、私にも葛藤はあります。ゲノム編集まではぎり自然と思えますが、遺伝子組み換えは人工物と思う自分がいます。善悪ではなく、許せる許せないの境界性をどこに置くのかは個人に委ねられたものだと思うという考えを言いたくて今回の放送をしてみました。
うーん。まとまりのない、ほんとに雑感の発信になっちゃいましたね。
皆さんがどう考えてるか、聞いてみたいです。
(投稿日:2025年1月31日)