でらサイエンス第12回放送(第1-4部)のろーちゃんの雑感
みなさん、この間の睡眠シリーズ、どうやった?アタシね、放送を振り返っとって、改めて「睡眠」の不思議さに魅せられてもうたんよ。
まず90分周期の話から始まって、そこから体内時計の仕組み、快適な睡眠環境づくりまで、どんどん謎が解けていく過程が、どえりゃあ面白かったわ。特にな、人間の睡眠が単なる「休息」やないってことが、みなさんに伝わったんやないかな?
実はな、アタシがもっと話したかったことがあってん。例えば、90分周期って進化の過程で獲得した賢い仕組みなんよ。野生動物の場合、この周期の中で浅い眠りになる時に、ちょっとだけ周りの環境をチェックできるんや。これ、捕食者から身を守るための戦略として発達してきたんやけど、現代の人間は、この仕組みを記憶の整理に使うようになったの。
それに面白いのが、この90分周期の中で起こる脳波の変化なんよ。目覚めとる時のβ波から、うとうとしたα波、そして深い睡眠のδ波まで、脳の状態がどんどん変化していくんや。これ、まるでオーケストラの演奏みたいに、色んな波が組み合わさって、ひとつの大きな睡眠のシンフォニーを奏でとるんやで。
ほんで、深い睡眠の時には「グリアリンパ系」っていう、脳の掃除システムが活発に働くんよ。これ、まるで夜の掃除屋さんみたいなもんで、昼間の活動で溜まった老廃物を洗い流してくれるんや。ここで面白いのは、この掃除システムが働く時間帯が、体温が一番下がる深夜から明け方にかけてなんよ。これって、体内時計との見事な連携プレーやと思わへん?
そういや、体内時計の話でも触れたかったことがあるんや。最近の研究でわかってきたんやけど、私たちの体の中の時計って、脳だけやなくて、肝臓とか腎臓とか、それぞれの臓器にもあるんよ。これらの時計が、まるで精密な歯車みたいに組み合わさって、24時間のリズムを作り出しとるんや。
でもな、これらの時計を合わせるのが、実は「光」なんよ。朝日を浴びると、目から入った光の情報が脳の視交叉上核っていう場所に伝わって、そこから体中の時計を調整する信号が送られるんや。これ、まるでタワー時計から時刻を合わせる信号が街中に送られるみたいやろ?
温度と湿度の話も面白かったよね。快適な睡眠のためには、温度は22~24℃、湿度は45~55%がベストって話したけど、これも実は体内時計と深い関係があるんよ。体温が下がると眠くなって、上がると目が覚める...この変化を上手くサポートするための環境づくりが大切なんや。
こういう睡眠の仕組みを知っていくと、次は「なんでこんな複雑なシステムが動くんやろ?」って疑問が湧いてくるよね。実はこれ、色んなホルモンが指揮者みたいな役割を果たしとるんよ。特にセロトニンとメラトニンの働きが重要なんやけど...これ、次回からじっくり掘り下げていく予定なんや!
みなさんな、睡眠って本当に不思議やと思わへん?何億年もの進化の中で築き上げられた、この精巧なシステム。90分周期に始まって、24時間の体内時計、そして快適な睡眠環境...これらが全部つながって、私たちの心と体を支えとるんやで。
睡眠の基本的な仕組みが少しずつ見えてきた今、これからはその裏で働くホルモンたちの素晴らしい采配を見ていくことになるわ。セロトニンとメラトニンを中心に、どんな化学反応が私たちの眠りを支えとるのか...次回も絶対聴いてね!
(投稿日:2025年2月3日)