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でらサイエンス第10回放送のはいぼーるの雑感
「ロボットとは何か?」をテーマにその定義と、現在の生成AI技術を含めてロボットを考えた時に、人間との境界線があるのかについて考えてみました。
僕が子供の頃リアルでは観てませんが、日本のロボットって「鉄腕アトム」を作成した手塚治虫氏が創始者なんだと思います。
その後、藤子・F・不二雄の「ドラえもん」が、僕の幼少期のロボットイメージでした。
どちらも、知性をもっており、自律して人間を助ける。ドラえもんは感情も持っていたと思います。
その後、ロボットアニメブームがあって、マジンガーZ、ゲッターロボ、コンバトラーV等々のロボットアニメを観続けるのですが、これは、操縦者がいて、人型の機械を人間が操作して敵をやっつけるというストーリーでした。(僕が一番好きなロボットアニメは「ダンバイン」ですが(笑))
こうやって、ロボットに触れあい続けてきたのですが、そもそも「ロボットとは何か?」
それをどの世代ではどう認識しているのかが疑問になって、今回の放送を作ることを考えました。
今では、人型ロボットがロボットとは限らず、お掃除ロボットとか生産現場での自動生産機械もロボットと呼ばれ、人型ではない、知性もない、プログラミングにしたがって機能する機械もロボットに含まれるようになり、なんでもかんでもロボットと呼ばれるようになっていきました。
更に、現代に至っては、機械でもなく、プログラミング制御にしたがうのでもない、自己判断する機能がロボットに含まれてきてます。
そもそも「ロボットとは何か?」
その定義はいつの時代も確立されておらず、人間ではない機械が、人間が行うタスクを行うものの総称を「ロボット」と呼んでいるじゃないかと思います。
同じことが、「AI」の世界にも起こっています。プログラミングによるフローにしたがった制御なのにAI搭載と呼ぶ家電製品のなんと多かったことか。自動制御するものはなんでもかんでも「AI搭載」と呼んでいることか。
商業主義にしたがい、コマーシャルに時代のバズワードを使うことには、もう飽き飽きしています。
もう一度、「ロボット」も「AI」もその定義を考え直すべきではないかと思います。
曖昧な認識のまま言葉を使い続けると、本来必要な枠組みを逸脱して、いつか、人間の意に反するものが現ることを危惧しながら、しかし、それも人間の抑えられない欲求にしたがって進めば、現実化するのではないかと思います。
常に言葉や概念を理解し、その存在意義について人間が考えて行動することにより、人類にとっての未来が、ハッピーであり続けることをを祈ります。
(投稿日:2025年1月27日)