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生成AI画像を創作に活用する
今回は二次創作の話からちょっと離れまして、私がDALLE-3を始めとする生成AIの画像作成機能をどのように活用しているかのお話です。
一番多く使うのはそれこそnoteのキャッチ画像作成なのですが、それ以外にはこんな感じの使い方をしています。
建築系ゲームの参考用画像
いわゆるマイクラとかDQビルダーズとかのサンドボックス系建築ゲームですね。私が現在プレイしているのはTiny Gladeというゲームになります。Switch版のDQビルダーズも数百時間単位で遊んでました。ゲーミングノートを買ったのでSteam版も買おうか迷っています。
今日作ったのがこんな感じです。ガチ勢の方々には到底及びませんが、とりあえず満足はしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738499866-ruJHvDhyi5Ggce6RspQZjK2t.jpg?width=1200)
自慢じゃないですが1からこんな風景なんて作れません(本当に自慢じゃない)。DALLE-3にお願いして作成してもらったのがこんな画像です。「中世ヨーロッパ風で」とプロンプトに入れるのを忘れて何か日本の村っぽい感じになっちゃいましたが。「ミニチュア風で」「シンプルにしてかわいい感じで」とか指定するとパーツが減って作りやすくなります。
いざ作ってみると、家の位置とか道の流れくらいしか画像の面影は残っていませんが(真ん中にあるとんがり屋根のモニュメント的なものは画像の中にある木をイメージしたものです)。
![](https://assets.st-note.com/img/1738500068-JIexSwuvTjMLODlihHK4An16.png?width=1200)
画像から物語を作ってもらう
すごく昔に作ったキャラクターのことをふと思い出してDALLE-3に作成してもらいました(人物と背景は別々に作成して合成しています)。
![](https://assets.st-note.com/img/1738500726-qk3W7w4hizDAVbrGuLJ0SHoZ.png?width=1200)
よく見ると上着の形とかかなり怪しいのですが、別に自作発言する気はないのでとりあえずはこれでいいです。で、完成した画像をChatGPTに投げてこんなプロンプトを添えます。
これはフィリーメイという半人半竜の少女です。この画像をイメージとしたファンタジー系ライトノベル風の文章を作成してみてください。
すると以下のような文章が出力されました。
タイトル:竜の角に宿る願い
夕陽が差し込む古びた石畳の路地。その先にある小さな木製の扉が、静かに音を立てて閉まった。そこから出てきたのは、一人の少女。漆黒の瞳が吸い込まれるような深みを持ち、赤茶色のショートヘアが頬に柔らかくかかっている。頭には短く鋭い竜の角が一本ずつ生え、背中には小さな黒い翼がある。腰から覗く緑の鱗を持つ尻尾が、時折ピクリと動いていた。
彼女の名はフィリーメイ。人と竜の血を引く「半竜種」。村人たちは彼女を忌み嫌い、「災いを呼ぶ娘」と呼ぶこともあった。しかし、彼女自身はその冷たい視線にも動じず、ただ静かに微笑むのみだった。
「フィリーメイ!またあの危ない森に行くつもりかい?」
背後から声をかけてきたのは、小柄な少年、ルーフスだった。幼馴染で、彼女の数少ない友人の一人だ。
「ええ。今日はもっと奥まで行ってみるつもり。」
フィリーメイは振り返ることなく答えた。その声には、ほんの少しの焦燥が混じっていた。
森の奥には「竜神の遺跡」があると言われている。かつて竜族が滅びの運命を迎える中で最後に残した場所だと伝説に語られる場所だ。フィリーメイはそこに何かを探しに行こうとしていた。彼女の角が、時折鋭く痛む理由を知るために。そして、自分の中に眠る「竜の力」の正体を確かめるために。「一人で行くなんて、危険だよ!それに……君が村を離れたら、もっと噂が広まるかもしれない。」
ルーフスは必死に彼女を止めようとするが、フィリーメイは軽く翼を広げ、彼の方を向いた。その目には決意の炎が宿っていた。
「わたしは、この翼と尻尾、そしてこの角が何を意味するのか知りたい。村の誰も教えてくれないなら、自分で答えを探すしかないの。」
彼女は静かに翼をたたむと、再び歩き始めた。道の先には暗い森が待っている。空には一番星が瞬き始め、夜の帳がゆっくりと降りてきていた。
ルーフスはしばらくの間、彼女の後ろ姿を見つめていたが、やがて息を吐いて駆け出した。
「待てよ、フィリーメイ!どうせ行くなら、僕も一緒だ!」
その瞬間、彼女の唇に微かな笑みが浮かぶ。
「ルーフス、本当に変わらないわね。でも、ありがとう。」
こうして、竜の遺跡を目指す二人の冒険が始まった。
森の奥深くには、彼女の運命を大きく変える真実と、封印された謎の力が待ち受けていた――。
物語のテーマ
この物語は、半竜少女フィリーメイが自身の「竜」としてのアイデンティティを求め、仲間と共に成長していく冒険譚です。「竜の角」に隠された秘密、そして彼女が背負う運命がどのように展開していくのかを描きます。
おお、王道っぽいですが何か面白そうな感じ……。せっかくなので少し設定を追加します。
・フィリーメイ:10年位前にひとりで村にやって来た半人半竜の少女。両親のことは覚えていないが、親のどちらか、もしくは両方が竜族の血を引いていて、娘の代になってその特徴が顕現したと思われる。「明かり」「炎」「治癒」などの簡単な魔法が使える。
・ルーフス:冒険者になることを夢見ている少年。かつて冒険者であった父親の剣と革鎧を身に着けてフィリーメイの冒険に同行する。
以上の設定を踏まえて続きを作成してください。
するとこんな感じの続きが作成されました。
夜の静寂が森に降りる中、フィリーメイとルーフスは並んで歩いていた。道は草や蔦で覆われ、時折、月明かりが木々の隙間から差し込んでいる。フィリーメイの細長い尾が揺れ、歩調に合わせて乾いた草をかすかに鳴らしていた。
「そういえばさ、フィリーメイ。」
ルーフスが口を開いた。肩には父親譲りの革鎧を着込み、腰には使い古された剣がぶら下がっている。柄の部分には無数の傷が刻まれており、それが彼にとっての誇りでもあった。
「ん?何?」
フィリーメイは振り返らず、歩きながら答えた。
「お前、10年前に村に来たんだろ?あのとき、なんでこんな何もない村に来たんだ?」
彼女は少し歩みを緩めた。目を伏せ、考えるような仕草を見せる。
「……正直、あんまり覚えていないの。村に来たとき、わたしはまだ小さかったし。両親のこともほとんど記憶にない。ただ……」
「ただ?」
ルーフスが身を乗り出すように聞くと、フィリーメイは翼を軽く動かして息を吐いた。
「この角や尾、そして魔法が使えるのも、多分、親のどちらかが竜族の血を引いているからだと思う。でも、それ以外はわからない。村の外に出れば、何か手がかりが見つかるかもしれないってずっと思っていた。」
ルーフスはフィリーメイの横顔を見つめた。大人びた表情をしているけれど、どこか不安げな瞳の奥に小さな決意の光が宿っている。
「まあ、心配するな。お前にはこのルーフス様がついてるんだ!どんな危険が来ても、俺がバッサリ斬ってやる!」
そう言って、自信満々に剣を握りしめるルーフス。しかし、革鎧がぎこちなく音を立て、剣の重さに少しだけ腕が震えているのをフィリーメイは見逃さなかった。
「ふふっ。ルーフス、勇ましいのはいいけど、転ばないようにね。」
小さく笑うフィリーメイに、ルーフスは頬を膨らませる。
「馬鹿にするなよ!俺だって冒険者の父さんみたいに、いつか立派な剣士になるんだから!」
「そうね。ルーフスならきっとなれるわ。」
その言葉に、ルーフスは少し照れたように笑った。
「竜神の遺跡」への道
森の奥深く、次第に空気が冷たくなり始めた。虫の鳴き声すら聞こえない静寂が広がり、不気味な雰囲気が漂っている。
「……フィリーメイ、なんだか変な感じがするな。」
ルーフスが立ち止まり、周囲を見渡す。背筋にじっとりと汗が滲むような気配を感じた。
「うん……この辺りから、空気が違う。」
フィリーメイは立ち止まり、右手を軽くかざした。すると、彼女の指先に小さな炎が灯る。周囲を照らす光に、木々の影が揺らめく。
「……明かりの魔法って便利だよなぁ。」
ルーフスが感心したように呟く。
「でも、炎の魔法は使いすぎると目立つの。ここで何かが待っているのなら、慎重に進むべきよ。」
フィリーメイは小さく炎を消し、代わりに治癒魔法の準備を整えた。彼女はこの程度の魔法なら疲れることなく使えるが、限界があることもわかっていた。
突然、遠くの茂みがガサリと音を立てた。フィリーメイとルーフスは同時にそちらを向き、息を呑む。
「……なんだ?」
ルーフスが剣を引き抜き、身構える。革鎧が鈍く光り、彼の目に緊張の色が浮かぶ。
茂みから現れたのは、四足の獣だった。全身が黒い鱗で覆われ、口からは鋭い牙が覗いている。赤い目が彼らをじっと見据え、不気味な唸り声を上げた。
「竜の眷属……!」
フィリーメイが小さく呟く。
「眷属?こいつが?」
ルーフスは汗を拭う間もなく剣を握り直した。
「ええ。竜神の遺跡を守っている存在かもしれない。でも……行くしかないわ。」
フィリーメイは翼を広げ、軽く足を踏み出した。魔法の力が指先に集まり、彼女の瞳には不屈の意志が宿っていた。
「準備はいい?ルーフス。」
「もちろんだ!かかってこい!」
こうして、二人の試練が始まる。竜神の秘密を求める冒険の行く先には、さらなる謎と危険が待ち受けていた――。
話が大きくなりすぎる予感が……とりあえず、これ以降はプロットで進めていきます。
ざっくりとした方向性を示してみます。オーソドックスでRPG的展開ですが。
・竜神の遺跡へ到着する→フィリーメイの血の秘密(世界を滅ぼす龍族を封印できる唯一の存在)が明らかになる→竜神から力を授かる→龍族を探してふたりで冒険に旅立つ
・眷属に負けそうになったところにベテラン冒険者が現れ、颯爽と敵を倒す…みたいなのもいいかもしれません。ふたりだけで封印の旅に出るのを心配して同行してくれるというのもいいでしょう。
これに対する出力がこんな感じです。
竜の角に宿る願い:プロット案
序章:竜神の遺跡
フィリーメイとルーフスは森の奥深くに眠る「竜神の遺跡」へたどり着く。
遺跡は古びた石造りの神殿のような姿をしており、中央には巨大な竜の像が祀られている。その目には赤い宝石がはめ込まれており、不気味な輝きを放っている。
フィリーメイが像に近づくと、突如として竜神の声が響き渡る――。
「我が血を引く娘よ……汝が訪れる時を、長きに渡り待っていた。」
竜神はフィリーメイに、自分が竜族の一部を封印した存在であり、彼女の血がその封印を維持する鍵であることを語る。また、フィリーメイが成長し「覚醒」することで、封印を強化する力を得られるが、その反面で竜族の一部が彼女を狙ってくることを警告する。
竜神の力を授かったフィリーメイは、自分の正体と宿命を理解し、ルーフスと共に竜族を探し出す旅に出ることを決意する。
第一章:眷属との戦いと救援者の登場
遺跡で竜神から力を授かった直後、彼女たちは竜族の「眷属」に襲われる。凶暴な竜の眷属たちは、フィリーメイを狙い遺跡の中で猛威を振るう。ルーフスは果敢に剣を振るうものの、力の差は歴然としており、二人とも絶体絶命の危機に陥る。
そのとき――。
「動くな、次はお前の命を狙う!」
鋭い声と共に矢が放たれ、眷属の一体が即座に沈黙する。現れたのは、一人のベテラン冒険者だった。
救援者の人物案:
名前:ガロウ(仮)
年齢:30代半ばの男。元冒険者で、今は隠居生活を送っていたが、村に流れた「竜の眷属が現れた」という噂を聞いて駆けつけた。
性格:クールで皮肉屋だが、二人の幼さを見かねて助ける。過去に仲間を失った経験があり、二人を守ろうとする姿勢を見せる。
武器:大剣と弓を使い分けるスタイル。
ガロウはフィリーメイの角や翼を一目見て彼女が「竜族と関わりのある存在」であることを見抜き、状況を察する。二人だけで旅を続けることを危険視したガロウは、嫌味を言いながらも同行を申し出る。
「お前ら、竜族を封印する旅に出るなんて馬鹿げてるな。けどまあ、死なせるわけにはいかねえ。俺も付き合ってやるよ。」
第二章:竜族の手がかりを探して
旅の目的は、竜族が潜む場所を探し出し、その封印を維持し続けること。
しかし、竜族の居場所を知る手がかりはほとんどなく、最初の目標は「古代竜族の遺物」を探すことになる。遺物は竜族の位置や目的に関するヒントを与えてくれるとされており、世界各地に点在している。
旅の舞台案:
砂漠の遺跡都市
古代竜族が残した「竜語の石碑」が眠る場所。
暑さと強盗団の襲撃が大きな障害となるが、石碑には竜族の封印に関する重要な情報が刻まれている。
雪原の洞窟
竜族の痕跡が残るとされる場所。
氷竜の眷属が現れ、冷気を使った激しい戦いが繰り広げられる。
第三章:竜族との接触
旅を続ける中で、フィリーメイたちはついに竜族の一体と直接対峙することになる。
竜族はただの敵ではなく、人間社会に怨みを持つ悲劇的な背景を抱えた存在として描かれる。フィリーメイは封印者としての使命と、竜族の心情に揺れ動くことに。
その一方で、竜族側にもフィリーメイを「新たな竜神」として仲間に引き入れようとする勢力が現れる。彼らの目的は世界を滅ぼすことではなく、新たな秩序を築くこと。
フィリーメイは自分の宿命と、竜族との関係をどう受け入れるべきかを悩むようになる。
テーマと魅力
この物語のテーマは、「宿命と選択」。フィリーメイが竜族の封印者としての使命を背負いながらも、竜族の存在意義や人間社会との関係に葛藤し、自分自身の進むべき道を模索していく姿を描きます。
また、ベテラン冒険者ガロウの過去や、ルーフスの成長も絡めることで、それぞれのキャラクターの深みを増し、読者を引き込む展開にします。
ガチで書こうとしたら何万字になるんだよ……って感じですが。とりあえずここまで作って満足はしました。
どちらの利用方法も生成AIの画像そのものは本来世に出さないものですし、比較的平和な使い方なんじゃないかな……とは思います(インスピレーション用に使っているだけですし)。
それはともかく🎾二次創作の3話目を仕上げないと。現実逃避している場合ではないですね。