バブル崩壊が止まりますように
感染拡大を防ぐためのバブル方式が崩壊してきたと次々に報じられています。
私も過去の投稿では、選手村外での事前合宿制度がある時点でバブルになっていないと指摘しましたが、最近のニュースでは米国女子体操チームが選手村での感染を恐れ、ホテルに移動したことが報じられています。https://news.yahoo.co.jp/articles/ee035c9691dd3cc00989ae9402595ae2d271df80?page=1
バブル方式の根本に関わる問題のように思うのですが、組織委員会は「個別のチームのパフォーマンスの決定についてコメントする立場にない」とのこと。えーと、それは、そうですか。
開会式以来散見されるマスク外しについても、「着用の徹底を周知していく」(組織委員会)とか「露骨な場合には何らかの措置」(IOC)とか言ってはいますが、しまいには「単に忘れてしまう人もいる」「日々の習慣になっていない人もいる」(ともにIOC)など、容認するかのような発言さえ出てきています。
開会前から、次回がパリで開催されるため盛り上がっているフランスAFP通信などでは、スタッフ150人のうち、バブルの中に入らずに自由に移動して競技外の日本を取材するための20人のチームをあらかじめ送り込んだと公にしています。おそらく他の国も報道陣も似たような体制をとっているのではないでしょうか。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210717/k10013144811000.html
感染拡大を防ぐためのバブル方式はすでに崩壊したと言っってもいいでしょう。
そもそもオリパラ招致の目的はインバウンド観光誘致であったのに、無観客になったことで観光を中心とした経済バブルも生まれる前に消えてしまいました。
東日本大震災の被災者の皆さんにとっては、復興五輪と聞いていたのに、復興の二文字に期待したバブルが消えてしまったでしょうし、オリパラの準備に予算を回されたせいで復興が進んでいないという意見の方もいるようです。東北地方の普段の生活が早期に再建される夢も泡と消えてしまったのですね。
この後は、オリパラを契機とした市中感染で、日本人の命が泡と消えないように、また繊細な身体調整が必要であるトップアスリートたちの選手生命が小さな後遺症などで泡と消えないように祈るばかりです。
オリパラ視聴をやめませんか
https://note.com/higetikuwa/n/naef51caf2bb1
オリパラテレビの見方
https://note.com/higetikuwa/n/n50bf7bdb28e4