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オリパラを見るしかないのかもしれません

昨日まで、2週間に渡ってオリパラを視聴しないでくださいとのお願いを書き続けて来ました。

日本人の平和な日常をないがしろにして米NBCを始めとするテレビ放映権料のために開催を押し付けるIOC、POCとその言いなりにしかなれない日本の各機関への怒りが、投稿の原動力でした。少しでも視聴率を減らすことでテレビ局に抗議のメッセージを伝えたかったのです。

しかし、新規感染者数1万人を超えた現状を見て、考えを改めました。私の願いはコロナと戦う苦しさを一刻も早く終わらせることです。そのためには、あらゆる手段を動員すべきと考えます。家にこもってオリパラにかじりつくことで、少しでも人流が減るのであれば、そうすべきだと考えています。心のなかでは敵を利する行為だと思っていますが、見方を救うために、それが必要であれば、選択せざるを得ないでしょう。

その代わり、政府にもまた方針の転換を要求します。まず、多くのメッセージを変えてもらう必要があります。

「ワクチン接種が進行しているので、安心だ」
重症化しやすい高齢者の接種が進んだだけで、若年層の接種率はまだ低いままなのです。また、ワクチン接種後に再感染した例や、回復後の再感染の例が報告されています。
たしかに現状で、重症化事例は少なくなっているように見えます。しかし、今後のことは予想がつきません。武漢で発生以来、イギリスで発生したアルファ株、インドで発生したデルタ株と変異が続いているのがコロナウィルスの恐ろしさです。6/1の時点でWHOでは世界で10種類の変異株が存在するとしています。https://www.afpbb.com/articles/-/3349683
不安を煽る情報を流したくないのはわかりますが、国民が危機感を共有するためには「ワクチンは感染リスクを大幅に下げるが、100%ではない」というくらいの強力なメッセージが必要な時期なのではないでしょうか。

「オリパラはバブル方式で安全安心、人流も抑制されている」
安全安心と聞けば気持ちが緩みます。人流が抑制されているなら、自分ひとりくらい動いてもいいと思います。当たり前のことです。「人流は抑制しきれていない。感染拡大のリスクは過去最大である。人流抑制のためにオリンピック観戦でステイホームをお願いしたい。」そこまでのメッセージが必要な時期だと考えます。

上記の2つのメッセージを流した上で、各種方針を変更すべきです。

「オリパラ全試合無観客化」
悔しいですが、背に腹は変えられません。最後まで開催し、ステイホームの魅力を高める必要があります。ステイホームが目的なので、当然全国で無観客とするべきです。東京の試合を地方から見に来るだけでなく、東京から地方に向かう人流も止める必要があります。

「テレワークの徹底とフレックスタイム化の指導」
オリパラを観戦しやすくする環境整備で企業が休みを増やしたら、元も子もありません。夏休みの真っ最中地方への人流が増えるのみです。ステイホームしてもらうには、金融機関から脅しをかけるのでもなんでもいいですから、テレワークを再度進める事が必要です。
また、次に述べる飲食店規制の変更と合わせ、飲食店の夜時間帯の混雑を防ぐためにフレックス化を進めることも急務です。オンライン会議ではなく、成果物のやり取りで仕事をすすめるよう働きかける必要があります。働き方改革などで、政府も以前からこの方向で進めようとしていたはずですから、啓蒙コンテンツはあるはずです。

「飲食店規制の変更」
実感として酒を提供する飲食店は日を追うごとに増加しています。ただし、休んでいる店も多い。結果的に飲酒可能店は非常にリスクが高い状況になっています。18時から24時くらいまでに数少ない店に集中するのですから当たり前のことです。飲食の時間と場を幅広く提供して、混雑を避けると同時に店内のソーシャルディスタンス等の感染対策への監視を徹底的に強くするべきです。前述の企業への指導と国民の意識改革もおこない、夜ではなくても飲酒が許される時間と空間を作り出す必要があります。もちろん、飲酒によるリスクの詳細も丁寧に伝えていくことが必要でしょう。

ということで、#オリパラ見ない の記事はもう書かないことにします。(まあ、私は見ないですけど)

2週間多くの人の「いいね」やメッセージに支えられました。ありがとうございます。

どうか皆さん、お元気でお過ごしください。


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