応援するにもカネがかかる!?
続々と日本選手の活躍のニュースが聞こえて嬉しいですね。柔道では兄妹で金メダルを獲得とのこと。妹の阿部詩さんの決勝戦後のインタビュー「お兄ちゃんの試合が残ってるのでまだ気が抜けない」といったのがまた可愛らしい。「兄」なんてよそ行きの言葉より素敵な愛情を感じました。
今後の試合も応援したいのですが、日本のリスクを無視したIOCと、その屋台骨であるTV局に一切協力したくないので、引き続きニュースなどで試合の結果を追うつもりです。
この記事を読んでくださっている皆さんのなかにも、選手を応援したい気持ちにあふれている方がいらっしゃると思います。ところが、応援するにも、IOCの許可とカネが必要だといういうのが、今日のお話です。
大会エンブレムなどは当然、知的財産権として商標が登録されています。ちなみに、日本語表記であっても権利者は全てIOCで、JOCは管理を委託されているだけのようです。そして、IOCの主張する知的財産権の範囲が、とてつもなく広いのです。
東京あるいはTokyo のあとに 2020 をつけたもの
がまずだめです。え?それだけで?と思いますよね。そうなんです。IOCにカネを払いライセンスを得た企業が定められた範囲内で使うことしか許されないのです。
実際は 「のあとに」がなくてつながった表記が問題とされますし、SNSの投稿で直接の商標侵害があると認められる可能性は低いのでしょうが、反対の意味も含め、ややこしい書き方をしました。(泣)彼らが主張する範囲については
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/ujqwxe8cojnsrmewsbfa.pdf
の8ページを御覧ください。
他の例では
オリ あるいは パラリ のあとに ピックやピズムやピアン をつけたもの
がんば のあとに れ!ニッポン! をつけたもの(大会スローガン)
聖 のあとに 火 をつけたもの
トー のあとに チ をつけたもの
オリ あるいは パラリ のあとに ンピック日本代表 の後に 選手団 などがあります。
これらのうち実際に商標登録されている範囲がどこまでなのかは、調べルキにもなれませんでした。
とにかく、禁句を確認しながら応援しないといけないようです。
許可なくオリ、おっと危ない、大会を利用して儲けようとすることをアンブッシュ・マーケティングというようです。上記PDFの13ページにあるアンブッシュ・マーケティングの例もみてみましょう。
任意の言葉 のあとに リン のあとに ピック
祝!東 のあとに 京五 のあとに 輪開催
目指せ のあとに 金メ のあとに ダル
2020へカウ のあとに ントダウン
・・・・
もはや、面白い
皆さん。ントダウンはやめて、逆算しましょう。
あ、もう始まったから必要ないか。
目指せ のあとに 金 などは、IOC総会でも頻出な気もしますが、彼らは許可する側なのでもちろん問題ありません。
笑い疲れたので今日はこのへんで。目は笑ってないですけど。
オリパラ視聴をやめませんか
https://note.com/higetikuwa/n/naef51caf2bb1
オリパラテレビの見方
https://note.com/higetikuwa/n/n50bf7bdb28e4