25 Susan Osborn / Graduation
映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第三番』のエンディングとして、スーザーン・オズボーンさんを知りました。地球交響曲は、第一番の象さんやトマトも、第二番のおにぎりや素潜りも、とてもすばらしいのですが、私は第三番のDVDとCDを一番見て一番聞きました。お調子者なので、ラッセル・シュワイカートさんや佐藤初女さんに会い、ナイノア・トンプソンさんのホクレア号も見に行きました。(笑)
第三番は、何といっても星野道夫さんの存在の大きさです。自然とのつながりの中で、いのちが何か大きな存在(力)によって導かれていく姿を、実際に見せてくれたように思います。音楽の力もあいまって、身体の奥の芯を振るわされるような深い感動を体験しました。私にとっては、龍村仁監督の最高傑作です。
そして、星野道夫さんの珠玉の“言葉”の数々が心に残ります。
「結果が最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味を持つものは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間である。」
どこかで不安を感じながら、多忙にまぎれて過ごしていく私たちに、星野道夫さんの“言葉”は、たしかな肯定と勇気をもたらしてくれるような気がします。
その“言葉”たちが、スーザーン・オズボーンさんの「Graduation」とともに、GAIAに昇華されていくようなイメージです。
【映像:地球交響曲第三番】
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