16 吉田拓郎 ☆ 今日までそして明日から
筑紫女学園（短大）がまだ南区高宮にあった頃、友人（の彼女の誘い）にくっついて（運転手として）学園祭に行きました。
女子大の学園祭なんて、ほぼ黒焦げのラグビー野郎には、まぶしくて身の置き場がありませんでした。そこで教室で自主上映されていた映画『旅の重さ』を見ることにしました。
内容はうろ覚えですが、母娘の葛藤と女の子の自立が描かれていたようです。しかし、文学的なセンスのないぼんくらにはほとんど理解できませんでした。時代背景もあるのかもしれませんが、いま思い返してみると、長谷川監督の女性を捉える視点は、何か違うような感じがします。
ただ、自分と同じ年くらいの高橋洋子さんと秋吉久美子さんがとても存在感があって輝いていて、きれいな女優さんだなあと思いました。
学園祭は、一緒に行った友人たちには何か収穫があったかもしれませんが、私は２人の女優さんがいいなと思っただけでした。でも、帰ってからもずっと頭の中でテーマ曲の「今日までそして明日から」が鳴り響いていたのです。ほどなくして、吉田拓郎さんのレコードを買って、聞くようになりました。
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