49 キャンディーズ ☆ 年下の男の子
キャンディーズがまだヒット曲がなくて、『8時だョ!全員集合』にアシスタント的に出だした頃からファンだったのが、高校時代の部活の友人N君です。私がよく知らないうちから、部室で如何に可愛いかを力説されると、否応なく注目してしまいますが、初め私にはその良さがよく分かりませんでした。
N君は、キャンディーズが公開収録か何かで、地元のテレビ局KBC朝日放送に来る情報を掴んで、授業をサボって、一般の人は入れないのにスタジオの上の作業用の通路に潜り込んで、ガードマンに追い回された、と嬉しそうに話していました。そんなにしてまで好きなのか、とN君の行動力に驚いたのと同時に、ちょっぴり羨ましくも感じました。その後、受験で上京した折に、ミキちゃんのご自宅にまで行って、お母様とお話させてもらった、と満足そうでした。きっと結婚でもするつもりだったのでしょう。
その後、次々にヒット曲を出して、どんどん人気が上がっていきました。どの曲もいい感じだなとは思いましたが、レコードを買ったりする気にはなりませんでした。ちょっと毛色が違うな、と思ったら吉田拓郎さんの曲だったり、阿木曜子さんの曲はさすがに尖がっているなと思ったりしました。
そして、ちょっと横目で見てる感じのうちに、あっという間に解散してしまいました。でもそれは、ちょうど私の学生生活と被っていて、同じ歳(ミキちゃん、ランちゃんが1つ上、スーちゃんが1つ下)の仲間が、青春を駆け抜けたんだなと思います。3人の中では私の押しだったスーちゃんが亡くなったとき、同級生が亡くなったような気持ちになりました。
ここでは、初ヒット曲の「年下の男の子」をアップします。
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