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元作詞家の〝チョイ長〟呟き…及び腰
昨日暫く観ていた河川敷での少年野球。ママたちの声援にもかなり力が入っておりました。
そんな中印象的だったのがとあるチビっ子選手。チームは僅差でリードを許しておりましたが反撃の攻めで2アウト、ランナー1、3塁のチャンス。次の打者が打席に入り、その場面でネクストバッターズサークルに控えていたのがその少年でした。
何となくその表情も伺える距離から察したのは彼の心中であります。何とか活かしたい好機ですが打席の打者が打ち取られたら3アウトでチェンジ。彼には打席が回りません。無論打者が塁に出れば彼の出番です。一球毎にベンチを振り返り何処かソワソワした表情。どう見ても
「絶対俺に回せ! 一発デカいの打ってやるから」
というタイプではありません。どちらかと言えばそんな場面は避けたい様な…か細い身体とその表情が語っております。楽しみにしていた試合で何度も打席に立てるのは絶対に嬉しい筈、しかしながらプレッシャーが掛かる場面では “ 行きたいけれど・・・行くのもちょっと・・・” と少々心境は複雑でありましょう。
結局打者は凡退し彼に打席は回って来ませんでした。悔しそうな感じもなく寧ろホッとしたのか、急いでベンチに戻りグラブを持って守備へと向かって行きました。
大人だってそうですよね? 何時でもチャンスは欲するけれど、仮に準備はあってもいざその時となると足が竦む。欲しいけれど受け取って良いものか?とか、上手くやれるのか?等思考が走ります。清水の舞台に立って恐れや不安を完全に黙らせるのは中々難しいことです。
あの少年と自分が重なりました。今チャンスが来たら
「俺に任せろ! 一発デカいの打ってやるから」
果たしてそう言えるのかと。
打ててもベース一周はキツいです 苦笑