元作詞家の「Diva☆ 魂の叫び」No.4
Sia
♬ Chandelier
「What an amazing artwork it is !」
と自らが叫びたくなる楽曲。今回挙げたのはオーストラリアが誇るソングライター「Sia」が唄います「♬ Chandelier(シャンデリア)」です。
1990年代中期にアシッドジャズ・バンドのヴォーカルとして活動を開始した彼女は1997年のバンド解散を機にソロとなり、2014年に発表した6枚目のアルバム「1000 Forms of Fear」に収録された「♬ シャンデリア」の大ヒットをもって世界にその名を轟かせました。
当楽曲、同年度のグラミー賞に於いては4部門にノミネートされましたが、併せてアメリカのダンサー「マディー・ジーグラー」が出演したミュージック・ビデオは最早ある種のアート作品であり、「MTV Video Music Awards」では最優秀振付賞を獲得しております。
一見奇妙にも見えるこのビデオ作品はとにかくユニークでありそのインパクトに心を奪われます。彼女自身も当MVに出演したダンサーとして特に知られており、Siaの世界観との相性は抜群でその後他楽曲のMVでも主演を務めております。
現在では顔を見せずにパフォーマンスを行うようになったSiaですが、その背景には波乱に満ちた人生経験があり、交際相手の事故死、それによるアルコール/薬物への依存から鬱へ、そして自殺未遂の果てはバセドウ病の発症…彼女の人生とは常に自身のメンタルとの戦いでありました。そして一度は引退を宣言までしております。
一方で実は彼女、歌手として以外にもソングライターとしての名声が高く、楽曲を提供した面々が
リアーナ、ビヨンセ、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、ケイティ・ペリー、デヴィッド・ゲッタ、エミネム、マルーン5
と錚々たる顔ぶれであります。そんな彼女の業界からの引退は現実厳しいものであり、メンタルを守る策として素顔を隠し活動続行することを思い付いたそうです。
才能が故の苦難の中、アルコール依存症の苦しみを克明に描いた楽曲「♬ Chandelier」。人生を投影した作品にその魂の叫びを感じずにはいられません。
123, 123, drink
123, 123, drink
123, 123, drink
Throw’em back till I lose count
ご覧頂き有難う御座います🙇♂️
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