
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP 最終回」
♬ 白いページの中に
柴田まゆみ
この企画は今回を最後にします。ラストの回でどうしても取り上げたかったのは柴田まゆみさんです。以前にも書きましたが、その昔ヤマハポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)という、後にビッグになる多くの有名アーティストを世に送り出した音楽コンテストが存在しました。
彼女もこちらへのエントリーをきっかけに1978年当該楽曲でデビューしています。因みにその際、第15回の嬬恋本選会で彼女と共に入賞を果たしているのが長渕剛 ♬巡恋歌 でした。
しかしながら、彼女はこの一曲を最後にあっさりと引退しております。元々プロへの執着はなく、青春時代の思い出作りに…といった動機での一瞬の歌手活動だったとのこと、強い慰留を振り切っての引退だったそうです。

1978年 テイチクエンタテインメント
引き留められた方々のお気持ちは充分お察しします。高い歌唱力と、美しく
白、青、透明を連想させるナチュラルなメロディー、ソングライターとしての才能にも恵まれていたのは確かです。
勿体ないの一言。
その当時の私はラジオの深夜放送を毎晩聴いておりましたが、この楽曲については全く記憶がなく後に知ることとなります。高音域に上がってゆくサビの切なさ、透明感に昭和を感じる名曲です。
ご覧頂き有難う御座います♪