元作詞家の尊敬する作家「大津あきら氏」⑦
♬ 輝きながら…
德永 英明
1987年発表の德永英明氏四枚目のシングル楽曲です。CMでの起用もあり自身初のオリコンチャート・トップ10入りを果たしています。しかしながら自らの制作楽曲ではなかったことから、御本人はこのヒットを複雑な心境で受け止めておられたようです。暫くの間ライブでもこの曲を唄わない時期があったとか。作家側としてもこれまた複雑な思いでありますが…。
初めてこれを聴いた時の印象は、何と穏やかで優しい気分になれる曲なのか…ハイトーンで透明感のあるヴォーカルが見事にメロディーとマッチしているといった感じだったでしょうか。
印象的なサビから始まり、
瞳を閉じても木洩れ陽が
手を振る君を照らしてる
思い出の眩しさをしっかり感じさせて
季節はいつも終わりだけ彩づけるけれど
それ迄の日々の素晴らしさを語る
さよならが歌になるのなら
想い出の中で二人はめぐり逢えるさ
大津氏らしい表現ですが、もしもこの部分がなかったら、娘を嫁に出す父親の思いにもとれるような…そんな気がします。聴く度に何故か娘の顔が浮かぶのです。
ご覧頂き有難う御座います🙇♂️