元作詞家の「オヤジになって尚更にイイなぁ…って思う曲 ⑤」
♬ 白い水平線
ザ・ワイルドワンズ
1981年(昭和56年)という年は私にとって思い出深い年になります。年齢バレしますが、高校一年坊の16歳といった時期、その夏休みは見るもの全てが興味の対象になり得るような、ちょっぴり大人になった気分のそれは楽しい毎日でした。
洒落ることから聴く音楽、大学生の先輩たちが乗り回すカッコいい車…。
ちょうど女子大生ブーム走りの時期で
街ゆくレイヤーカットのお姉さんたちに憧れました。とにかく背伸び背伸びの少年期、家庭にもかなり大きな事件が起こったりしたものですから、尚更に1981年、特にその夏は私にとってドラマチックな時間となった訳です。
以前にも書きました大滝詠一氏の「♬ A LONG VACATION」も発売されたこの年、家に居ればラジオの深夜放送を聴くのですが、そこで度々ニューリリース・レコードのCMが流れます。今回取り挙げるのはその内の一曲、ザ・ワイルドワンズの「♬ 白い水平線」です。勿論今聴けば尚更にイイなぁ…なんですが、この曲についてはあの時間が蘇る思い出の曲と言った方が適切かもしれません。確かCMの内容が
〝この夏の女子大生ギャルイチ推し曲〟といったキャッチで、メロディーも心地良く即購入したかと…。
「♬ 想い出の渚」で知られるザ・ワイルドワンズは私の幼少期から活動する、既にこの頃にはオジサンバンドでした。
解散していた所、当時の夏、海、サーフィン、リゾート、トロピカル・ブームに便乗したか再結成され発表したのが「♬ 白い水平線」です。
大人に憧れる少年の心を揺さぶった詞は松本隆氏。
〝 お前の好きな海が寝返り打つ 〟
〝 若さが見せる夢は罪作りさ 〟
と松本節も炸裂しております。
正直なところ、私は彼等の楽曲の中でこれがNo.1ではなかろうかと…
少々本題からズレた感もありますが、思い出というオマケが付くことも含めて、今聴くと尚更にイイなぁ…になる訳です。是非お聴き頂ければ幸いです!
ご覧頂き有難う御座います🙇♂️