元作詞家の「とりま Rock しちゃえばいいじゃん!」Rock Final
♬ Rock and a Hard Place
The Rolling Stones
「Steel Wheels Japan Tour 1990」と題された「ローリング・ストーンズ」初の日本公演。場所は私の地元東京ドーム。このステージを現地体験出来たことは今だ大きな思い出であります。
同じ空間にして視界の先にあの「ミック・ジャガー」や「キース・リチャーズ」が現実存在する訳ですからこれは大事件でした。夢の仮想空間にいた筈のレジェンズがその時其処にいたのです。
89年にリリースされたアルバム「Steel Wheels」を引っ提げて8年ぶりに敢行されたワールドツアー。
半ば不仲であったミックとキースの関係が修復され、90年代に向けて新生「The Rolling Stones」が再スタートを切ったそのシンボル的アルバムとワールドツアーでありました。キースのリフから「♬ Start Me Up」の演奏スタートで場内は大盛り上がり、あの異様な雰囲気は決して忘れません。
さて、メンバーでドラマーの「チャーリー・ワッツ」。
彼を亡くしたことは残念でなりません。一見インテリ顔のこの方、実はメンバー中一番の問題児でありました。薬物の過剰摂取で活動に穴は開けるわ、レコーディング中であるにも関わらず途中でバスドラムのキックをサボってしまうそうです。メンバーからの注意にも「あとは若いモンにでも踏ませとけ」と言い放つ悪童ぶり。ステージでは常に「別に…何か?」といった表情で淡々とプレーされておりました。この “しれっと感” がたまらない、実に色気ある私の大好きなドラマーです。
楽曲は当企画のファイナルを飾るに相応しい、上記アルバムに収められました「♬ Rock and a Hard Place」です。日本でも当時CMに使用された、言わば私のストーンズ・メモリアル楽曲であります。
「いいか若いの、ロックっていうのはこうやってやるんだよ!」
と言わんばかりにプレーされる王道を往くワイルドな楽曲。こちらをもって当企画は終了と致します。
東京公演です。
Let's Rock 'n' Roll !
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