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元作詞家の「古き良き昭和」其の四

♬ ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜

チューリップ

 チューリップと言えば思い出すのが中学生時代のフォーク集会やキャンプファイヤーで唄った「♬ 心の旅」です。当時はそんなシチュエーションでの定番中の定番曲でありました。ご年代によってはご記憶の方も多々いらっしゃるかと。今回はそこを敢えて私め大のお気に入り楽曲「♬ ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜」を取り挙げてみました。

1974年 EMIミュージック・ジャパン(EXPRESS)

 同名タイトルで彼等四枚目のアルバムに収録された当楽曲は、八枚目のシングル曲として発表されました。七十二年のファースト・アルバム以降六枚目に到るまでは年に二枚、其れを三年間と制作活動は急ピッチであったようです。その中、同七十四年には「♬ 銀の指環」「♬ 青春の影」と当該楽曲の三曲がシングル発表されております。何れもファンの多い名曲ですね。

 さてこの曲、

リードボーカルは姫野達也。作詞・作曲した財津和夫は「好きな曲だから、本当は自分が歌いたかった」という。しかしこれまでの経験から姫野が歌った方がヒットすると判断したようである。(2000年発売の『TULIP Anthology1〜Rare Tracks〜』では、財津が歌う歌詞の一部が異なる仮歌バージョンを聞くことができる)。なお、チューリップ結成30周年に期間限定で開設された公式サイトでのアンケート投票「思い出の1曲」では、もっとも多く票を集めている。
Wikipedia より引用

といった財津氏の自信作でもあり、愛らしく優しい気持ちにさせてくれます。何種かのCMでも起用されたようです。

 蛇足ですがアルバイトのウェイター時代に、財津和夫氏が来店された際のテーブルを担当させて頂いたことがあります。近い場所に事務所をお持ちだったようで割りと頻繁にお見えになりました。何故か私の担当テーブルに着かれることが多く、顔を覚えて頂いたそれ以降には度々音楽のお話もして下さいました。作られる楽曲や唄声からも想像出来る、全く偉ぶることのない極めて腰の低い方でありました。

 そんなビートルズをこよなく愛される素敵なオジさんが作られた一曲です。

愛はいつでも不思議なものさ
心の扉を開いてしまう
露にうもれた花びらが
開く音さえ聞こえくる

いつもご覧頂き有難う御座います🙇‍♂️

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