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(G)I-DLE ウギ 1stソロシングル 「A Page」 感想

A page

(G)I-DLE2022年リリース「I NEVER DIE」収録のウギ作詞作曲の「LIAR」を聴いて、ウギにもっとドROCKな曲を歌ってほしいなと思っていたら、2021年、(G)I-DLE活動休止中にこんなソロシングルがでてたとは!

「A Page」
これから続いていくウギのソロの歴史、その初めの1ページという事か?

「Giant」
ウギ作詞作曲。
まさにコレコレと。これこそROCKである!
特に「I’ll rise up like a giant」から始まるChorus部分の後ろで、パワーコードのディストーションの効いたストロークとカッティング(ジャジャッ! ジャジャッ!てヤツ)、チョーキング、そこへ2サイクル目から加わるピッキングベースのハイノートをブンブンブンブン……。
その前のさり気ないピアノのアルペジオ、ウギ本人のファルセットのコーラスといい。
僕の好きなリアクション動画でも海外の若者が「Evergreen!」と叫んで、ジャジャッというギターに合わせて頭を縦に降ってたが、そういう事なんだよね。
アレンジもともかく、曲そのものもスローなロックの傑作。何回聴いても聴き飽きません。
歌も、女性が決意とともにずっとバカにしてきた男の元を「まるで巨人のように」去っていくという、意志と行動の歌なので、力強く誇りを感じさせる歌唱である。
新しいフェミニズムのアンセムとすべきなのではないか。


「Bonnie & Clyde」
これはウギ作詞作曲ではないみたいだが、自己プロデュースの1stシングルのカップリングであるから、決してもらって歌わされたということではないと思う。
だからアレンジこそちょっと懐かしいエレクトロ、ポップロックで、ともすると元不良高校生がラグビーボールを小脇に抱えて走りそうだが、ウギが歌うと違って聴こえる。
低いところから、サビで高く歌い上げる感じ、中間部でファルセットへとあがっていのも、何か高揚感というよりは、運命に立ち向かう悲壮感と固い決意みたいなものを感じさせて、まるで映画のクライマックスのようである。
そう、歌なのだ。彼女の歌には聴いている者の心を揺さぶる力があると思う。
この歌を歌った時、ウギがまだ若干22歳だった事を考えると、末恐ろしいし、頼もしいよ。

ちなみに↓動画は、この2曲のメドレー、特に「Bonnie & Clyde」はホントはこう歌いたかった的なロックアレンジなので、聴きものです。

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