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どうやら、IUが世界に見つかったようだ。
2024年は、「世界にIUが見つかった年」と言えそうだ。
いやもちろん、K-POPに詳しい人からはよく知られてたし、Netflixで韓国ドラマ見る人には女優イ・ジウンとして知られてたりしたけど、僕が言うのは、K-POP全体が好きな人に、レジェンド・シンガーとして知られ始めた、という事だ。
事の起こりは、「Love Wins All」からだと思う。
もちろんやはりBTSのV(テテ)出演のMVが話題になったはずだ。
NetflixレベルのショートフィルムのようなMVに、テテとIUが出演し本気で演技してて、その評判を聞いたK-POPリアクションYouTuber達が「もちろんIUは知ってたけど、このMVにはリアクションしなければ」という感じで動画を撮るパターンが多かったようだ。
で、僕の見た限りでは皆、歌声を聴いたら目を丸くするわのけぞるわ、「なんていう歌声なのか」と驚き、感動し、鳥肌をたて、口を押さえて画面に見入り、ラストでは涙を拭く感じに。
歌が素晴らしいのはもちろん、MVのストーリー、画面の凄さ、演技の良さも相まって、決して曲の説明ではなく映像独自で良いが、IUの歌が添えられると相乗効果が起こったのではないか。
まさに、MVとは本来こうあるべきという結果になった。
多くの人は、その後に発売されたミニアルバム「The Winning」からいくつかのMVが発表され、それにリアクションするYouTuberが増殖し続けた。
その後IU初のワールドツアーが始まり、世界的にIU人気が大爆発した。という流れだったようだ。
俺なんかは「今頃かい!」というツッコミの気持ちと、これから全ての曲はもちろん、その生い立ち、「寄付天使」ぶり、名作ドラマの数々をこれから知っていく人々が羨ましい気持ちがないまぜになって、複雑である。(できれば「ヒョリの民宿」で民宿従業員として働くIUをアマプラで見てほしいが)
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リアクション動画を挙げる人には、IUにハマっていく人も多い。
その多くが「Killing Voice」をリアクションしているようだ。というのもこのコンテンツは、出てくるシンガー(達)が自分の曲の数々をメドレー形式で無加工ライブ一発録りするというもので、入門編としては最適なのであるが、諸刃の剣として、実力があらわになってしまいミスするとまた最初から録り直しになるし、と言って歌手側が緊張でガチガチになってると見てる方は楽しめないという、エンターテインメントの極北のような動画であるのだ。
これをIUは、20歳から発表してきたタイトル曲を一年一曲歌うという流れでやった。
もちろん最初の曲は20歳にリリースした歌なのだが、彼ら彼女らは腰を抜かしてしまう。
「次々とある転調に聴く私が追いつけない」「しかも楽々と歌っているように見える」。
その後もどんな難しい曲も大変そうな素振りも見せず楽しそうに歌い、休憩なく部分的に歌いつぐのに、曲ごとに歌声が別人のように変わっていく様に完全に心を奪われていく。
で、「夜の手紙~Through the Night」で打ちのめされ、涙を浮かべる。その後アカペラで歌い始める「Autumn Morning」でノックアウトされる。
今日の時点で最もIUにハマった人は、「自分にイライラする。IUを知ってたし、曲も何曲か持ってるのに、どんなプレイリストにも入れてないとは、何やってたんだ私」と自分に腹を立て、「IU Journey」として数十本の動画を挙げ始めた。その中には「IUのパレット」というIUの動画チャンネルのコンテンツなどもリアクションしてて、もうドップリである。
この人の言うには「正確なピッチ、高音が出せるなどの世界的に優れた歌手は大勢いるが、その大半は聴いてもこちらの感情が動かず、何も感じない。IUはそれに加えて多くの感情を歌に込めて伝えてくれて、とても豊かであり、聴いてる私の心に様々な感情が生まれる」。
出来ればいつかこの動画の「Dear Name」に出会ってほしいな。