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たどり着いた先はパーキンソン病

ジェットコースターの様な人生

2010年、ギャラリーを運営している時期もあった。この頃は写真を撮ることに夢中で毎日海に行っては写真をアップしていた。デジタルカメラとiMac、そしてiPhone、SNSがそれを後押ししてくれ、ありがたい事に撮影の依頼が来るようになり楽しい撮影時間を共有させて頂きプロカメラマンとしての歩みを始める。あれから15年の月日が過ぎ、その頃撮った子供たちも今では10代後半〜20代前半になっている。写真は18から撮り始めているが、プロになれたのはネットの普及、デジタルカメラの進化もあったからだろう。多くのファミリ写真、ポートレートを撮り時々見直しては懐かしく思うこの頃です。撮影した子供たちも成長したということは僕も歳を重ねたと言う事です。

さて、今年の2月頃から体調がすぐれず散歩もままならない状況になり、胸部レントゲン、内視鏡上下、脳CT検査、造影剤を入れたCT検査、血液検査、心臓エコー等々精密検査が6月まで続く。結果、異常なしだったが体調は悪化していく。もとに戻りかかりつけ医に結果を相談したところ、ある病気にたどり着き専門医を紹介してもらい厄介な病気のパーキンソン病と診断されました。まだ初期の段階で家事、買い物は出来る範囲です。これからは薬で症状を和らげたり、リハビリで進行を遅らせる事をします。

残念ですがカメラマンとしてファミリー写真ポートレート写真を撮り続ける事が困難になりました。
これまで長い間撮影のご依頼、ご指名を頂き感謝しかありません。これからは頻度は減ると思いますが、出来る限りでSNSに写真、水彩画を上げる活動に移行します。

パーキンソン病は進行性の難病です。そして症状は100人いれば皆症状も違うらしく、僕の場合はまだ初期なので薬、リハビリで症状の進行を抑える努力と経過観察をするしかありません。現状、薬の効いている時はだいぶ楽ですが、切れると身体がしんどくソファーのお友達になってしまいます。でもまだキーボードも打てるし頭もしっかりしています。散歩もウオーキングステッキの補助を受け毎朝短い距離ですがしています。リハビリが大事で筋肉の硬直を和らげる効果もあり進行を遅らせることが出来ます。そして、出来ることは自分でする事がリハビリとなり大切なようです。

僕は14年前に一度胃がんで余命5年と宣告されましたが、全摘により生還しました。癌は命に関わる病気ですが、パーキンソン病はそうではない様です。まぁ合併症が出れば話は別ですが。
胃がんの時もそうですが、ハンディーを乗り越えるには自分の体を理解して出来ることをフル活動してきました。これからも出来ることを前向きにして行きます。

パーキンソン病は発症して難病と戦いながら20年も元気で生活している人もいます。それが僕にも通じるかは今の段階ではわかりませんが、口角を上げ、笑顔で過ごせばなんとかなると前向きに楽天的に考えています。

このカミングアウトはもしパーキンソン病と戦っている人に届くと良いなと言うこともあります。そして、最近活動が少ないなと思っているSNSのお友達に報告しようと思いました。世の中には僕より過酷な難病と戦っている人もいます。その人達におこがましいですが、これからの僕の活動が少しでも励みになればと思っています。

落ち込むこともありますが、出来るだけ前向きに生きていこうと思っています。長文読んで頂きありがとうございます。

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