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Fujifilm XF35mm f1.4の真面目さ
ゴールデンウイーク2日目、今朝は35mm f1.4(35mm換算50mm)を持ち出して朝散歩。
上の写真は久々の標準レンズ、まぁ〜なんて真面目な画角で見たまんま映し出してくれる。
最近、散歩には散歩用”LEICA Q”を持ち出す機会も多くなり28mmと言う画角と写りにも慣れてきた。50mmと言う画角は目に見えたものをそのまま映し出すだけで”つまらない”なんてつぶやいてしまう。相当広角に慣れ親しんでしまったらしい。
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写真の学校に行っていた遠い昔、まず50mm f1.8のレンズを付けるよう推奨された。CANON FTb と2年間、そのレンズだけで画角は自分が動くことで感覚を学んだ。それは後々写真に向かう時に常に基本姿勢として染み付いた。
最近は風景を撮るという事と散歩を両立させるには軽くて高倍率なズームが適していると思えるようになる。きっと歳を重ねて足ではかせげなくなった事もあるだろう。遠くの富士山を圧縮して目の前に映し出したり、広々とした海岸線を広角で捉えたり、その上マクロ撮影までこなす。一本で自分が動かずに事足りるから助かる。旅に出る時はこれ一本で事足りそうだし使い方次第ではイメージが広がり楽しい。
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さて、もう一度標準レンズの話に戻るが、撮っていて当たり前に富士山を目の前に映し出せる広角から望遠まで使える高倍率ズームレンズはたしかに便利だ。しかし、今日は標準単焦点一本でいくと決めると、その場の何気ないシーンをそっと伝えるには標準レンズが一番落ち着くと撮っていて思った。気持ちの上でも気負いがなく、散歩で目に入ったものを一期一会で素直に撮るって気楽でいいなと思えた。明るいレンズだったらBOKE効果も出せとても楽しい。
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標準単焦点で明るいレンズ、今まであまり使う機会がなかったが、これからスナップ、ポートレートと積極的に使っていこうと思う。19歳の頃一生懸命写真を学んでいた頃の原点に戻れるから。
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