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Photographer / 孤独の自炊日記

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一人飯を作り始めて4年目、最近は手を抜いても美味しいものを食べる方法も身についてきました。食べ物やそれにまつわる事を呟きます。孤独の自炊日記とでも呼びましょう。
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#エッセイ

ある日の独り言

遅い午後16時散歩に出る。少し風が出てきて寒い。 今晩何作ろ?そんな事は2017年の秋まではたまにしか考えなかった。男の気まぐれ料理ってやつ。 一緒に夕方の散歩していると、妻は途中で買い物に行くからとスーパーに向かって行った。僕はと言えば呑気に夕日を撮っていた。1時間程して帰宅しドアを開けるといい匂いがしていたものだ。おっ!今日はおでんだな...。 ふと我に返り、今日の夕食を考える。 こんにゃく、ごぼう、人参はある。きんぴらを作ろう!スーパーで買ったコロッケもある、そ

ハッシュドブラウンポテトは朝の味

アメリカ大陸を横断したことがある。 フロリダから10号線を走り、LAへ、そこからRT101でサンフランシスコまで。 横断中の食事はロードサイドのレストランで安い朝食を食べた。そして、多くの朝食をこのハッシュブラウンとパンケーキ、アメリカンコーヒーで済ませた。よくも飽きずに食べたものだと今は思い出す。そして量がゴジラにでも食べさせるのかという量!これには流石の痩せのお大食いだった私にもむりだった。周りのテーブルを観ても皆少し残している。 今となってはあのロードサイドレストラ

孤独のサンドイッチ

子供の頃、日曜日の朝食といえば兄弟で作るハムとキャベツの炒め物に食パンと言うが定番メニーだった。両親が文房具と本の店を経営していて日曜日は忙しいというのもあったが、仕方なく自分たちで作らなければならないとうのが本当のところだった。そのキャベツとハムの炒めものは生涯の僕の定番メニューとなる。どうも兄もそうらしい。 時は経ち1976年頃、アメリカは建国200年で盛り上がっていた。 そんな中、代官山ヒルサイドテラスにバカ高いサンドイッチ屋あると、噂で聞いた。早速、電車に乗って葉山