20220402対DeNA2回戦
インプレー中は集中を切らさずに
今日の先発は前回好投した高橋投手。今日は序盤から桑原選手に粘られ、続く楠本選手に四球を出す立ち上がり。牧選手にも安打を打たれ二死一二塁とされるの宮崎選手への1球目を捕球してすぐに古賀選手が一塁へピックオフプレー。一塁走者の牧選手が戻り切れずタッチアウト。このプレーで立ち上がりのピンチは逃れました。
しかし、2回にも一死後関根選手の二塁打でピンチを迎えると続く大和選手にセンター前へはじき返され、二塁走者の関根選手は三塁を回ったところでコーチに止められストップ。センターの塩見選手は内野に返球をせずにそれを見ていたため関根選手は一気にホームへ。送球がホームへいく間に打者走者も二塁へ進塁しました。
返球しない塩見選手も、本来中継に入るべき山田選手、長岡選手も完全に走者が三塁でストップするものと決めつけていたのでしょう。ただ一人、高橋投手だけが送球を要求していました。
この3人には何としてもこの失点でチームが負けないようにバットで返して欲しいと切に願いました。
待ちに待った250号
先制点を奪われた原因とも言うべき塩見選手が4回にタイムリーヒットを放ち同点に追いつくと、続く5回には山田選手が自身通算250号のホームランを左中間に叩き込み勝ち越し。
実に14打席ぶりの安打でした。打率も2割前後を行ったり来たりの絶不調に悩んでいた山田選手がこのホームランをきっかけに調子が上向いてくれるとチーム状態も変わってくると思うのですが、どうなることでしょうか?
ちなみに山田選手の250号は球団としては最年少での達成で、池山二軍監督、バレンティンに次ぐ3人目の記録です。
中6日は空けすぎ?
高橋投手が6回に作ったピンチは田口投手が1球で併殺に打ち取り難を逃れると、7回は石山投手が昨日に続き三者凡退。これで、都内の一軒家まであと21打者となりました。
1点リードの8回のマウンドには当然、清水投手が上がりますが、前回登板は同じく高橋投手が先発を務めた開幕2戦目。実に中6日の登板となりました。
昨年フル回転した清水投手は、中断期間を除けば最高でも中5日しか空けたことがありませんでした。そのせいかわかりませんが、球威、制球ともにイマイチでいつものような清水投手ではなく1失点してしまい、同点に追いつかれます。
登板過多はよく言われますが、登板間隔を空けすぎるのもピッチングに影響があるようです。試合展開によってなかなか登板機会がないこともあると思いますが、調整登板などを交えて肝心なところではきちんと抑えられるようにコントロールして欲しいです。
天才的バットコントロールの長岡選手
2-2のまま延長に入ると先頭の長岡選手が猛打賞となるセンター前安打で出塁します。左へ、右へ、センターへ3安打を放った長岡選手。ややボール球でも振りにいきますが、そのバットコントロールでこの日は8スイング中空振りはなし。
いつもは6番を打っていましたが、今日は青木選手がスタメンから退いて、2番を打っていました。2番打者の仕事は出塁するか、走者を進めることだと思いますが、5打席中4打席で目標を達成させています。
ただ、個人的にはきちんとスイングしきることで長岡選手は結果が出ていると思うので、2番よりも下位で自由に打たせた方が長岡選手自身の成績は伸びてくると思います。
試合を決めるのはやっぱり
延長10回に長岡選手が作ったチャンスを山田選手が内野安打(ショートのエラーだと思いますが、記録は安打)で繋ぐと、村上選手がライトオーバーの打球を放ちサヨナラ勝ち。
本拠地神宮球場での初勝利を飾りました。
あと一伸びでスタンドインの打球でしたが、内角の球をうまく腕をたたんで放った打球に本来の村上選手のスイングが戻ってきたように思いました。
お立ち台には250号の山田選手とサヨナラタイムリーの村上選手が上がり、チームの顔がそろってヒーローインタビューを受けました。
やはり、チームが浮上していくためには、この2人の活躍なしにはあり得ないのでしょう。
他にも荒木選手の好プレーやマクガフ投手の安定感、梅野投手の躍動感あふれる投球など、随所にスワローズのいいところが出た好ゲームだったと思います。
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