髭脱毛に10回通ってもヒゲが減らない人の6つ原因と特徴
髭脱毛でクリニックに通ったのにヒゲが減らない人のパターンはいくつかあります。
ヒゲの密度が濃い
ヒゲを毛抜で抜いていた過去がある
仕事やレジャーで日焼けしている
肌の色が比較的に地黒
忙しくて年に2回、3回しかクリニックに通えない
脱毛機の出力が弱いまたは相性が悪い
このどれかがいくつか当てはまる場合、10回通っても減ったかな?という感じしか得られません。理由を説明していきます。
ヒゲの密度が濃い
これは致し方のないことではあるのですが、ヒゲが1平方センチメートル辺りに生えている本数が多ければ多いほど、レーザー照射の熱エネルギーは分散されてしまうためです。
1照射あたりのエネルギーは、1平方センチメートルあたり、10本の髭があるのと100本のヒゲがあるのではメラニン色素をターゲットとする医療レーザーの熱エネルギーは分散されます。
そのため、1回の照射で毛乳頭の殺傷できるほどのエネルギーがあっても、ターゲットが多ければ、1攻撃あたりのダメージが低下するわけです。
メテオを1回唱えて1モンスターに攻撃を与えるのと、10モンスターに攻撃を与えるのではその威力が変わるのと一緒ですね。
そのためヒゲが濃い人はまずひとつに通う回数がヒゲが薄い人よりはおおくなるとおもってください。ただ、クリニックで10回照射しても減らないのはこれだけが原因ではありません。
ヒゲを毛抜で抜いていた過去がある
ヒゲを毛抜やソイエなどの脱毛機で抜いていた人は、毛周期がみだれていて、ヒゲ脱毛の結果が見えるのが遅くなる傾向にあります。そもそも抜いていた毛穴には毛がいないため、メラニン色素をターゲットとしているレーザー脱毛を照射しても反応が得られないためです。
そして毛抜でヒゲを抜いていると、1つの毛穴から2本、3本の毛が生えてきたり、埋没毛といって皮下で長く渦を巻いて成長するヒゲなどが発生することがあります。
こうなってしまうと、毛が生える仕組み自体が狂ってしまっているため、毛周期も狂うだけでなく、毛が皮膚の表面にでてこず、埋もれ毛として皮下から排出されないという現象も起こります。
ヒゲ脱毛をしたいなら、毛抜やソイエといった脱毛機で毛を抜かないことがだいじです。
仕事やレジャーで日焼けをしている
これもヒゲ脱毛の効率を落とす原因のひとつです。
日焼けをすると肌の色が黒くなります。メラニン色素の話をしましたが、レーザーはメラニン色素に反応するため、熱エネルギーが表皮の時点で分散してしまうためです。
また日焼けをしている、炎症がある肌はやけどをしやすいため、ヒゲ脱毛はできません。夏は日焼け止めをしていない人は通勤でも日焼けしてしまう人もいるので、日焼け止めを塗るようにしましょう。
仕事以外のレジャー、ゴルフやキャンプ、スキー、ダイビングなどアウトドアで日焼けをしてしまうのも同様です。
またヒゲ脱毛の痛みも色黒の方が痛いです。
地黒の人はヒゲ脱毛の効果が出にくい
同じ理由で地黒の人はヒゲ脱毛の効果が出にくいです。地黒の人はそもそもやけどもしやすいため、出力レベルが低い状態からテスト照射をしてもらいます。
ヒゲ脱毛時の痛みの感じ具合は人それぞれですが、色白の人に比べて、色黒の人のほうが痛みは感じやすいです。
照射をしながら、痛みはどうですか?と看護師さんに聞かれますが、あまりに痛いと感じる場合は出力を抑える必要があります。
痛みを感じるというのは重要なことで、麻酔クリームを使うクリニックもありますが、麻酔クリームが浸透するのは表皮までなので、肌の下5mmほどの深い場所から生えるヒゲにはあまり麻酔の効果は得られません。
そのため、ゴリラクリニックでは意識をぼーっとさせる笑気麻酔などが使用されますが、寝る寸前のぼーっとした感じから、照射するたびに痛みで叩き起こされる感覚なので、痛みがかんじないわけではなく、ぼやけるといったかんじです。
麻酔は実は使わないほうが良くて、痛みが強いと感じるなら、皮下にダメージが与えられている状態なので、無理に高出力で照射をするとひどい火傷になってしまうことがあるからです。
ヒゲ脱毛は多かれ少なかれ、皮下ではやけどをしています。照射後肌があかくなるのはそのためです。
忙しくて年に2回、3回しかクリニックに通えない
ヒゲ脱毛のクリニックは夜遅くまでやっていないので土日しか休みがない人は、土日に通うしか無く、人気の店舗は予約が埋まりやすいこともあり、通う頻度が少なくなってしまうという人もいます。
結果的に年に2回、3回程度のペースでしか通えないと、なかなかヒゲは減っていきません。
通うのって地味にダルいです。予約を取るのも忙しいとダルくなります。
それでも月1回、2ヶ月に2回で通えば、効果は見えやすいですが、なかなかヒゲが亡くならないという人は単純に通う頻度が少ない場合が多いです。
ヒゲも毛周期があるので、最初のうちは月1回ペースで通ってもいいくらいです。
脱毛機の出力が弱いまたは相性が悪い
これは結構人によるんですが、痛みを感じやすい人はどうしても出力は弱めになるので、回数が必要になります。
そして実は意外な盲点なのですが、脱毛機との相性もあります。
ダイオードーレーザー、YAG、アレキサンドライトレーザー、とありますが。実はダイオードーレーザーでもルミナス社のライトシェアと、ドイツのエースクレピオンレーザーテクノロジー社があります。
ライトシェアは日本でも20年以上前から利用されているダイオードレーザーで、日本での脱毛実績も長いものです。特徴は1照射あたり1平方センチメートルほどの照射でその威力は実証されています。高い出力のため、照射すると熱で皮下のヒゲが膨張して飛び出てくることもあります。
また同じダイオードレーザーでも蓄熱式のメディオスターはアイロンのように何度か肌を滑らす照射スタイルでバルジ領域を殺傷するというものです。
メディオスターは痛みがあまりないのが特徴ではありますが、従来のレーザーと比べて、反応がいい人とそうでない人がいるような感じがします。
そしてメディオスターは痛みが少ないのはいいのですが、相性が良くない人はあまり効果を実感しにくいと感じられます。
友だち2人が同時にヒゲ脱毛に通い始め、一人は湘南美容クリニックでメディオスターを受け、もう一人はゴリラクリニックでその都度違うレーザーでヒゲ脱毛を受けました。
湘南美容クリニックに通った友達はあまりヒゲも濃くなく、肌も色白の営業マンでした。
ゴリラクリニックに通った友達はエステでもヒゲ脱毛を受けたことが10回ほどあったにもかかわらず、ほぼヒゲが減った実感がなく、ゴリラクリニックでライトシェアやジェントルマックス、メディオスターでヒゲ脱毛を受けました。
ヒゲの濃さにも違いはありましたが、通う頻度はそれぞれだったこともあり、色白の営業マンの友達はメディオスターでも効果を感じられる結果で3年ほど通ってヒゲが生えてこなくなりました。20回は通いました。
一方で、ゴリラクリニックに通った友達は3年で終わらず、コロナ禍に入ってしまったこともあり、ヒゲ脱毛を中断してしまいました。
二人の様子を見ていて、ヒゲの濃さもありますが、脱毛機の相性もあるんではないか?と感じましたね。メディオスターは合う合わないがある気がします。※医学的根拠はないです。
なお、ドクターコバに通った友人は4年間で12回通い、ほぼヒゲが生えてこなくなりました。これは通う頻度もありますが、照射出力や通う頻度も悪くなかったことも要因可と思います。
ヒゲ脱毛の経過動画もご参考までに。
いずれにせよ、ヒゲ脱毛は根気がいる
どんなクリニックに通うにしても、2年から3年は通うものと思ったほうがいいです。
そのため通いやすさも大事です。無理に遠いところに通うのは交通費もかかりますし、通うのが面倒になります。
そしてヒゲ脱毛は基本的に痛いので、早く終わらせたいと思います。
なので、いろいろクリニックはありますが、都度払いで1回受けてみる、通いやすい環境か?クリニックの駅からの距離感や雰囲気などをまずは感じてみるのがいいかもしれませんね。